スパーゼルの取り付け【レスポールジュニアにスパーゼルを付ける-2】

ペグ穴を拡げます。 実は最初9.8ミリで拡げましたが、どうもせまいので10ミリに拡げ直しました。

考えてみたらレスポールのヘッドは表裏が平行でないですし、仮に平行に加工してもヘッドというのはよく見ると反っていることがほとんどです。 なのでこの穴は余裕を持たせた方が良いですね。

ペグ穴を拡げる

回転どめの爪が付いているタイプなので、裏側もくぼみが必要なので穴あけしました。

スパーゼルに交換できた

弦を張っていきます。

弦を張っていく

今回は4~6弦は太くなる.010~.052のセットなのでこのまま弦を張ろうとするとナット上で弦が少し浮きます。

弦が浮く

このあたりを加工していきましょう。


ペグを外す【レスポールジュニアにスパーゼルを付ける-1】

年末にお預かりしたときに、お取り寄せ中のペグが届いたらペグも交換する話になっていたレスポールジュニアです。 一旦お返ししてあったのですが、やっと手が付けられました。

LPジュニア

あえて斜めに付けたバダススタイルブリッジです。

前回はブリッジを交換した

横から見るとこんな感じ。

ブリッジの高さ

ツマミが特別仕様のスパーゼルです。 今回はこれに交換します。

特別仕様のスパーゼル

ペグブッシュの太さは測ったら9.66ミリと出ています。 過去何度かは9.8ミリのドリルビットでピッチリと加工していたのですが、ヘッドの表裏って平行でないことが多くて、その差を吸収するためにも素直に10ミリで拡げるのが良いという結論に至りました。

太さを測る

元のペグです。 取り付けの角度ですが、1弦か6弦なら1弦、2弦か5弦なら5弦、3弦か4弦なら4弦の角度が好きです(笑)

ペグの並びが微妙

5弦のブッシュ横に大きな塗装浮きがあります。

白浮き

穴を拡げるときに塗装が飛びそうです。

白浮き

ワッシャーでほぼ隠れますが・・・。

まあまあ隠れはする

ブッシュに押しつけられて浮いているだけなので、あえて切り込みを入れて接着剤の入り口を作ります。

隙間を空ける

ほぼきれいに消えました。 残っているところは層が違う(材と下地の間と思われる)ので深追いしません。

接着剤を流していく

穴を埋めます。

ネジ穴を埋める


ビリつきの原因【ムスタングのチェック-1】

6弦がどうもしっくりこないというムスタングです。

ムスタング

6弦を鳴らした後に、しばらくしてから追いかけてくるようなビリ付きがあります。

これはベースの1弦にありがちな現象で、この楽器の個性かも知れません。 ボディやネックの共鳴の過程で弦とフレットが当たりやすい方向に振動がまとまっていってしまうのでしょう。

6弦がビリつく

このギターはテールピース部分を逆に付ける改造がしてありまして、弦がバーを直線的に抜けてくるようになっています。 (ちなみにブリッジも樹脂ブッシュを入れて固定してあります。)

結果として、サドルの上で弦が曲がる量が少なくなっています。 これによってサドルとテールピースの間へ弦の振動が逃げて鳴っています。 特に1弦、3弦、6弦が私は気になります。 ピックで軽く弾いても6弦と3弦は生音が混じって聞こえます。

これも弾いていて違和感がある原因かも知れません。

サドルよりテールピース側が鳴っている

サドルを押さえる方向の力がかかっていないので、1弦をチョーキングするとサドルの中心から持ち上がってしまいます。 ボーカルさんが弾くギターなので、チョーキングをあまりしないから問題ないのだと思いますが、今のセッティングは結構ぎりぎりで、弾き方を選ぶ状態なのだと思います。

チョーキングすると1弦が浮く

今のこのこだわり仕様を変えるわけにもいきませんし、ブリッジもベタ付けなので、シムでネックの仕込み角を変えるくらいしかできませんね。

でもおそらく、オーナーさまが気になっているのは、前述したほうのビリ付きだと思うので、無理にシムを入れる必要はないかもしれません。

今回、弦を太くすることになっていますので、そこで変化があることを期待したいですね。


ピックアップの取り付けと配線【ヒストリーのテレの配線改造-3】

ピックアップの取り付け位置を決めるためにテンプレートを作りました。

テンプレートを作る

キャビティの中にねじ穴の位置をけがきました。

位置決め

ネジ穴をあけます。

ネジ穴をあける

良い太さのネジを探します。 国産JBのピックアップネジがありました。 新型コロナの影響でインチネジがなかなかアメリカから輸入されない時期に、念のために買ってあったものが役に立ちそうです。

ネジ

ネジが長いので切りました

ネジをカットした

導電塗料どうしをつなぐアース周りの配線から終わらせます。

img_4785.jpg

ピックアップを取り付けます。

ピックアップの取り付け

元の配線をバラして、使うパーツを清掃します。

元の配線を分解

コントロールアッセンブリーを製作します。 スーパースイッチが付きます。 テレキャスター用にはこういうハンダ付けするところが内側を向いているものが必要になります。 外を向いているとキャビティの導電塗料とショートしますね。

アッセンブリーの製作

増設するピックアップの位相が他のピックアップと合うか調べます。 普通に白をホットにして位相が合うことが確かめられました。

位相の確認

ピックアップをつなぎます。

配線作業

音が出たり出なかったりしていたジャックはPURETONEに交換しました。 電気的な接点が多いのでバリバリいいにくそうでオススメしています。

左右からはさむだけでなく凹凸が付けられているのでホットもコールドも4点ずつくらいプラグに接触するように見えます。

PURETONEのジャック

これで完成です。 弦を交換したのでネックの変化を見てからお返ししましょう。

完成

音ですが、フロントとセンターのハーフトーンも、リアとセンターのハーフトーンも、センターがパラレルに入っている効果が薄いです。

ピックガードの下に入っているので、音を拾う力が少ないのでしょう。

発電しないコイルをホットからアースにつないでいるだけだという風にセンターピックアップを見立てた場合、どちらかというとローカットの方向に音が変わるはずですが、今回は高出力のピックアップを選んでいるのでコイル成分が大きく、そういうパッシブなトーン回路としても効きにくくて、結果としては音の変化が繊細なものになっているように思います。


キャビティを掘る【ヒストリーのテレの配線改造-2】

キャビティの位置決めをしていきます。 ストラトのセンターとおなじ位置を中心に決めました。

穴の位置決め

ストラトのピックアップも入ります。

ストラトも入る

外からは見えないですね。

外からは見えない

フォスナービットで粗加工しておきます。 このあとノミで突きました。

フォスナービットで粗加工

集塵機が詰まってしまったのですが、仕方がないので強行しました。 粗加工してあったのでこれくらいで済んでいますが、全部ルーティングしたらもっと大変なことになっていたでしょう(笑)

ルーティング

導電塗料を塗っていきます。

導電塗料の塗布

4回路5接点のスーパースイッチを手配しました。 テレはコントロールキャビティが狭いので、ハンダ付け端子が内側を向いたものが必要になります。