トレブルブリード回路

P-90を登載したテレキャスターのボリュームにスムーステーパー抵抗とハイパスコンデンサを追加します。

トレブルブリード

抵抗のサイズが大きいのでかさばっています。 もっと小さい部品でも大丈夫です。

トレブルブリード

ローゲインな音楽をやっている人は特に、ボリュームを絞ったときの高域の低下が気になるのではないでしょうか。 手元のボリュームを使う人にはこの改造はおすすめです。


お客さんと試奏会をしました。

私が持っているマルチストンプを見て気になったということらしく、お客さんが通販で買ったというマルチストンプを見せてくれました。 銀色のギター用は私のベース用と違ったエフェクトがデフォルトで入っているのであれこれ音出しして楽しみました。

サイトからダウンロードすれば使いたいエフェクトを追加できますし、1台持っていると何かと便利ですよね。

マルチストンプ

防犯カメラ用みたいなレンズでお客さんの写真を撮りました。

試奏中

試奏中

先日製作したオーバードライブペダルに、ストラトとレスポールとP-90登載のテレなどをつないで相性を研究しました。

オーバードライブ

このペダルは自分の用途に合わせて改良が必要だと分かりました。 もう少しゲインが下げられないとP-90では歪みすぎてしまいます。 弱く弾いたときにクリーンになるくらいローゲインなクランチペダルとして優秀な回路のようです。

高音を中心に歪ませるためにかなりローカット気味に入力される回路なので、出力側でボリュームを絞る回路に低音を多めに残すフィルタを追加すると良いバランスになりそうです。 シンプルな回路図なので用途によって定数をいじっていくと、いろいろなゲインのペダルに分岐していきそうです。


雪の日は大人しくオーバードライブ ペダルのDIY

あちこち路面が凍結しているので、お家で大人しくオーバードライブをDIYします。 部品はジャンクパーツ箱にあった物だけ使います。 ネット上にあるCOT50を模した回路図などを元にして、近い部品を集めました。

部品

イメージしているのは、リハスタでジャズコーラスにつなぎっぱなしにするための機材で、シンプルに作るために、フットスイッチもLEDもDCジャックも省略します。

基板のカット

ラグを使ってポイントトゥポイント配線にしたいのですが、ラグがないので作りました。

穴あけ

ハトメを打ちました。

ハトメの打ち込み

ケースは最低限の穴をあけます。

ケースの穴あけ

アクリル絵の具で塗装しました。

ケースの塗装

トランジスタは国産しか持っていなかったので1815BLを使います。

基板の製作

クリッピングダイオードと出力のコンデンサはポットの背中のラグ板に登載しました。 クリッピングダイオードは小信号用と整流用を1個ずつ互い違いに入れました。 これを外したらブースターになります。

ポットのラグ板

つや消しバーニッシュを塗っておきます。 もし剥がれても塗り直せば良いですから自作機材ならこれでもOKでしょう。 アクリル絵の具は速乾性があって自作向きです。

つや消しバーニッシュ

裏蓋を絶縁しておきます。

裏蓋の絶縁

部品を取り付けていきます。

部品の取り付け

バッテリースナップを結束バンドでとめました。 壊れにくくなりそうでいいです。

バッテリースナップ部分

配線をしました。 ゲイン調整ツマミはCカーブが必要になるところなのですが、Aカーブをケースの向こう側に付けることで、あまり違和感なく逆回転で使えます。

配線

バッテリーはいろいろとクッション性のある物で固定します。

電池にクッションを挟む

こんな感じになりました。 ちゃんと音が出ました。

つなぎっぱなし系オーバードライブ

元になったのが線が細めでチリチリした成分を含んだ歪みペダルの回路図なので、入出力のカップリングコンデンサの容量を増やして足りないギャリン!とブリン!を補う方向にカスタムしたいです。

つなぎっぱなし系オーバードライブ

ギター側のボリュームにスムーステーパー抵抗やハイパスコンデンサを付けて、クリーン~クランチ~オーバードライブまでを手元でコントロールできるようにすれば、このオーバードライブをジャズコの一部として考えて、不要なツマミがないシンプルな状態で音作りできそうです。 ジャズコならリバーブも使えますし。

ギタリストにマーシャルを取られてしまいがちな、ギターボーカルの人が使うことを前提に、商品として作り込んでも良いかもしれません。