少しずつハイポジションが真っ直ぐになってきました。
ラウンド指板は薄く、フレット交換時に指板を削る量を少なくしたいのでできるだけヒーターで仕上げておきたいです。
フレット溝を調整してハイポジションをフレットのタングで支える方法を取ります。
プラス9ボルトとマイナス9ボルトの両電源になっています。 なのでトランスの二次側はセンタータップ付きでそこがグラウンドにいくようです。
ダイオードらしきものが4本あるのでブリッジ整流かと思いますが2本ずつ色が違うのでちょっと分かりませんね。
基板を固定している樹脂ピンが劣化していると壊れるリスクもあるので分解はしませんでした。
整流した脈流を電界コンデンサで平滑して出力しているのでしょう。 抵抗はなんでしょう。コンデンサの前に入っていてフィルタが効きやすくするものでしょうか。
トランジスタのようなアクティブな素子はないですから発振止めではないですね。 まあおおよそ予想通りの中身でした。
ちなみに修理したミュートロンの方はお客さまにチェックしてもらって問題ないということになりました。 前に記事にも詳しく書きましたが、古いミュートロンは電池を入れたまま電源アダプターをささないようにしましょう。
ミュートロンの両電源アダプターは当時も値段が高かったようで、本体に比べて出物が少ないそうですね。 同じ形の3ピンのコネクタがないので同じものは作れませんが、コネクタ部分を交換して良いなら市販の18ボルトのACアダプターから電源を取れるように改造できそうです。
その場合ミュートロンに使う18ボルトのACアダプターは他のエフェクターと一緒には使えなくなります。