各部をチェック【フェンダージャパンの’70s風JBの改造-1】

フェンダージャパンの70年代風JBです。 この個体はもう20年くらい前のものですが、今でも似たモデルがありますね。

フェンダージャパンのJB

ペグはジュラルミン製に交換することになっています。

ヘッド部

ピックガードをリアルセルロイドピックガードに交換します。 またピックアップもローラーのものに変わります。

結構日焼けしている

元の配線はこんな感じ。 ときおりフロントピックアップの音が出なくなったり、小さくなったりするそうですが、これはアース側の配線を省略してあることに由来しているようです。

ポットを締め付けるときにはさむロックワッシャーでアースの配線の代わりをしているので、経年変化でこの接触抵抗が大きくなってきています。 弦アースについても同様で数キロΩも抵抗値がありました。

このくらいの値になると、アース線から外来ノイズ電流が吸収される効果が下がって、弦を通じて電磁誘導でピックアップからノイズが入る方が大きくなるようで、弦を触る方がノイジーでした。

配線部分

ナットは無漂白のオイル漬けナットに交換することになりました。

ナット部

ブリッジに関してはチタンサドルに交換します。

ブリッジ部分

さっそく、コントロールのアッセンブリーを作りました。

コントロールパネルアッセンブリー

反対から見たらこんな感じ。

コントロールパネルアッセンブリー

これはロシアの軍用コンデンサですかね。


ネックポケットの修正【白いフェンダーUSA・JBの修理-7】

ネックのセンターがずれているので修正していきます。

センターの確認

6弦側を少し拡げます。 地道に手加工です。

6弦側のサイドを削る

1弦側の側壁に薄板を貼ります。

1弦側の加工

弦の張力で6弦側にネックが押し当てられるようになるように、1弦側のネックエンドに当たる部分にも薄板を入れてあります。 これで弦を張ってみて微調整します。


リテイナーの交換【G&Lの改造-4】

リテイナーを高さのあるものに交換します。 こうして並べてみると結構違いますよね。  今は4弦より1・2弦の方が角度がついていますが、これで4弦くらいの角度になります。

リテイナーの交換

弦を張ってみました。

完成

後は調整して完成です。