JBのリアにフロントを直列(シリーズ)で混ぜる回路を考えました

次の中森ちぇき菜のリハーサルには、このベースで行ってみようと思います。 コンパクトベースです。

イケベのコンパクトベース

すり合わせ、ナット交換、弦高調整、オクターブ調整、ピックアップの高さ調整などをすませてあるので、ものすごく弾きやすくて良いです。

特に配線については、使い勝手の良いカスタム配線になっています。

フロントボリュームをプルアップすると下の図のようになります。 リアピックアップの音にフロントピックアップの音をシリーズ(直列)で混ぜるように動作します。

リアにフロントをシリーズで混ぜるカスタム配線

リアのブリッとした音に低音を足していくような使い方ができるのです。 リアピックアップだけでは音量や音圧感がたりないということが良くありますが、これで解消します。

「デザイヤー」「少女A」などではフロントだけでプレベに近い音を出したり、「飾りじゃないのよ涙は」などスラップのある曲ではJBらしいパラレル(並列)で両方のピックアップの音を出したり、「スローモーション」「サザンウィンド」のようなリアよりの音を出したいときにはこのカスタム配線を使ったりと、1本でいろんな雰囲気を出せるのではないかと思っています。

 


Power Distributorの製作

以前モントルーさんからEarly Birdブランドで発売されていたパワーディストリビューターを1台製作します。 モントルーさんとしては商品ラインナップ的に役目を終えて廃番になったのですが、製作を担当していた私が直接販売でだけお作りしています。

基板の製作

基板を作るところからです。

基板の製作

これで基板が完成です。

パワーディストリビューターの基板

ケースはハモンドの1590Aを使います(タカチにも似たケースはありますが、違うケースで作るとなると穴あけテンプレートがないので大変になります)。 今回はギャレットオーディオで販売されている着色されたものを使うことになりました。

ケースのマスキング

桜屋にも1590Aケースのラインナップがありますね。 通販してこちらへ直送してもらえればそのケースでお作りできます。

穴あけ加工

DCジャックの穴です。

穴あけ加工

全ての穴あけが完了しました。

全ての穴があいた

DCジャックの配線を始めます。

DCジャックの配線

全てのDCジャックが付きました。

DCジャックの配線

基板を取り付けます。

基板の取り付け

できあがったのがこちら。

完成

アダプターの手配がまだなので、注文しましょう。


L.R.Baggs LYRICの取り付け

久しぶりにL.R.Baggsの取り付けをしました。

L.R.Baggs

楽器の写真はないのですが、マイク1個だけのシンプルな構造なのにバランスの良い音がしますね。

超高域のコントロールツマミがあって、それを回す竹串のようにながいドライバーが付属します。 ジャリジャリになりすぎない程度に調整しておきました。

PAさんや録音エンジニアさんによっては、もっとハイ上がりに信号を送って欲しいという好みの人もいるかも知れませんので、その時はご自身で微調節してもらいましょう。