サイクリングからの川辺お散歩が趣味になってきました。
都会の中ではありますが、それでも自然が感じられて、水辺テラスはとても楽しいですね。 あと、水辺は夕日がすごくきれいなのです。
ずいぶん前に作ったヘッドホンアンプです。 オペアンプの非反転バッファの出力段をダイヤモンドバッファで増強しただけのシンプルなものです。 ゲインも1です。
オペアンプの電源を9ボルトの乾電池2個にして、出力トランジスタの電源にコンデンサアレイを入れてみたいなと思ったので、一度分解して改造します。
自分で作ったので当然分かってはいたのですが、配線がすごいことになっています。 電源を1点に集めたかったのでしょう。
一度バラしていきましょう。
これ、10年くらい前に冬休みの自由研究と称して作ったのですが、確か年越しで完成したような記憶がありますね。 なかなか愛着がある作品なので、いい感じに生まれ変わると嬉しいですね。
趣味でハンダごてを握る気分になっているのは、調子が良い証拠です。 「模型の疲れは模型で癒やせ」ができているということです。
ジャックが錆びているので、ハンダ付けしてあるところにミノムシクリップを付けて無理やりアンプにつないで音出ししていきましょう。 ポットは清掃して配線をやり直せばおそらく大丈夫です。 スイッチとジャックは交換することにします。
トーンのノブが取れないから、ハンダごてでポット側を暖めてから取りました。 接着剤が入っていますね。 ローレットシャフトのスリットが押しつぶされて止まらなくなったときの応急処置のようです。 ツマミだけ交換しましょう。 ポットのシャフトは修理できそうです。
カビが付いていたピックガードは水拭きしたらきれいになりました。
ポットは清掃します。 電話しながらずっとやっていたら明らかにやりすぎています(笑) 抵抗体を拭き取ったりスライダーの金属面を磨いたり、金属シャフトに導電性グリスを塗って金属製のツマミを回したときのパチパチを低減したりする作業をしています。
配線はこんな感じになりました。
スッキリしましたね。
メキシコ製のジャズマスターをお預かりしました。 しばらく弾いていなかったギターのメンテナンスです。 湿度の影響でサビやカビが発生しています。
ジャックがさび付いていて音が出せません。 ボリュームが中のポットから回ってしまっていますね。
スイッチがおかしくなっています。 バチーンとリアに切り替わって戻りません。 修理しようとしても手応えが微妙になることがあるので、これだけ錆びているなら交換してしまった方が良いかもしれません。
持ち主の記憶ではプリセットトーンも調子が悪かったそうです。
ネックの状態を直したいので、まずネックを外します。 ボディ側にもネジが効いているパターンですね。 ここのネジはネックにだけ効いて欲しいので、拡げさせてもらいたいですね。
トラスロッドはほとんどフリーに近い状態でした。 少し締めたら良くなりそうです。 ロッドナットにグリスを塗っておきましょう。
ストラップピンが緩かったのですが、ここは締めたら良さそうです。
ピックガードのネジのさびがひどくて、固着しているところが1カ所ありました。 入手しやすいネジは交換してしまいましょう。
なんとか音出しチェックがしたいので、配線を丸ごと取り外します。
ボディ側です。 導電塗料がうっすら塗られています。 アースもつながっていますね。 ジャズベとかはリアピックアップキャビティのアースを取っていなかったりするメキシコフェンダーですが、ジャズマスターはキャビティがつながっているので問題なさそうです。
ボディマウントのピックアップも含めて配線を生け捕りにできました。 なんとか音出しチェックをしましょう。
フレットはあまり減っていないのですが、しいて言えば浮いているのが気になります。 1弦と6弦で弦高を決めようとすると、フレットの頂点のRがきつい分だけ4弦5弦辺りの弦高が低くなっているのが気になるかも知れません。
今回のご予算もあるでしょうから、どこまで直すのが良いか相談しましょう。 電装系からやって、振動系は次回とするのもひとつの方法ですよね。
音出しチェックをしていたらポットからカチッと音がしてツマミがグルグル回るようになってしまいました。 イコライザーのローのシャフトが伸びていますね。 直しましょう。
ジャックのハンダを外して、それ以外の部品のナットを緩めると基板が取り出せます。
イコライザーはBAXタイプっぽいですね。 と思って海外のフォーラムにあった回路図を確認したらそうでした。 おそらく何かのBカーブですね。
赤いのが今回壊れたシャフトで、隣の黄色はハイのポットなのですが、そこだけハンダをやり直した形跡がありますね(ヤニが付いています)。 ここ、以前に同じように壊れて修理したということだと思います。 ポットの寿命だったということでしょう。 ライブの本番中に壊れなくて良かったです。
中の樹脂が劣化して割れています。 2番端子からつながっているブラシを支えている部品です。
たまたま同じ100kΩのBカーブを持っていたのでこれに交換します。
ハンダ付けをして元に戻しました。 音出しも問題ありません。
ここで気が付いたのが、抵抗が燃えていた原因です。 バッテリースナップの金属端子が接触したのではないでしょうか? このバッテリースナップは線の曲がり具合から推測して、元々あった写真の位置に収めておくのが良さそうです。
これにて完成です。 おそらく同じように、GT2のポットがグルグル回るような壊れ方をしている人がいると思いますので、自分で交換できなくてお困りの方はお問い合わせフォームからご相談下さい。