スナップ交換【Jiraud Slapperのバッテリースナップ修理-1】

バッテリースナップが断線してしまったというジラウドのスラッパーです。 赤い○のところが電池の赤い線がくるところで、青い○のところが電池の黒い線がくるところですね。

電池スナップの断線

一応取説もお送りいただきました。

取説もお借りした

出力をアースにショートさせないようにと書いてあります。 保護抵抗とか入れないのですね。 もしかしてこれって音質に拘ってこういう仕様になっているのでしょうか。 でもこれ、シールドケーブルのキャパシタンスで高域はショートしているのでは・・・現場の条件によって容量性負荷発振したりしなかったりするのが怖いので、私なら商品には出力抵抗を入れますね。

取説もお借りした

スナップを交換しました。 電池交換の際に、ハンダ箇所へ力が直接かからないように、基板をホットボンドで止めてある部分に同じくホットボンドで仮固定しました。

電池スナップの交換

さて、電池を入れてチェックです。 ところが5秒くらいでLEDが消えて音が出なくなってしまいます。

電池を入れてみる

マスターボリュームと書いたトリムがありますけれど、まさかここを最小にすると、さっき言っていた出力のショートになるとかですか? ・・・となりました(実際は電池の不良でしたが気が付いていない)。

トリムの位置などチェック

中央から探ります。

トリムの位置

(結論から言うと、チェックに使用していたクラシックプロの電池が不良品でした。 デジタルテスターでもアナログテスターでも9.5V出ているのですが、ある程度電流を取り出すと何かのタイミングで内部抵抗が急上昇するようで、電圧が下がります。 他のエフェクター機材のチェックでも同じ症状が出て気が付きました。 お騒がせしました。電池は今後パナソニックだけにします。)

 


ペグを確認【ギアが削れたペグを新品に交換するJB-1】

先日メンテナンスで一度拝見したベースです。 ペグのギアが削れて引っかかってしまっていました。

ペグがダメになっているJB

ヘッド裏にも金属の粉がたまっていますね。 ギアが削れたことがよく分かります。

ヘッド裏

新しいペグです。 山野楽器時代のフェンダーメキシコJBなのですが、現フェンダー日本社に修理部品がなかったらしく、サウンドハウスで見つけたそうです。

新しいペグ

ポストも削れていますし、ギアだけ交換とかそういうことではなく全体的に交換してしまった方が良さそうです。

全部交換した方がよさそう

ということで、ペグのエイジド加工から入っていきましょう。 まずは脱脂しましょう。