アリアの5弦ベースをお預かりしました。 レフティです。
今はスタックの2ボリュームのみになっています。
Birdcageオリジナルプリアンプ、BCP-3を登載することになりました。
もともとキャビティには余裕がありますので、こんな感じに入りそうな気がしています。
アリアの5弦ベースをお預かりしました。 レフティです。
今はスタックの2ボリュームのみになっています。
Birdcageオリジナルプリアンプ、BCP-3を登載することになりました。
もともとキャビティには余裕がありますので、こんな感じに入りそうな気がしています。
前職でお世話になっていた楽器店の元店員さんでもあるお客さんが持ってきた、とあるベースのネックです。
これはうちで修理するわけではないのですが、ネックを交換するかどうか悩んでいるようすだったのでチラッと見せてもらったわけです。 フレットの端が全体的に浮いていたり・・・
1フレット付近の指板が剥がれて浮いていたりするのです。
指板とネックの間にスッと紙が入ったときには驚きのあまり、気が付いたらふたりで拍手してしまっていました(苦笑) 仕方がないので「おめでとう!」って言いました。
おそらくトラスロッドに問題があって、指板を剥がして戻したときに、古い接着材が残っていてタイトボンドが付かなかったとか、修理のあともロッドを支えきれずさらに木部が潰れて指板を押し広げてきているとか、そういうことではないでしょうか。
気に入っているネックがすでにあるらしいので、無事に交換する決断ができたようです。
USA製のストラトです。 共鳴音が出てしまうとのことでお預かりしました。 楽器店でトレモロをダウンオンリーに調整してもらってからかもしれないそうです。
確かにトレモロ付近をポンポン叩くと裏側でスプリングが共鳴します。
Bbの音に反応しますね。
スプリングキャビティを開けてみましたが、明らかにスプリングが鳴っています。
トレモロはベタ付けで使っていないそうなので、スプリングに熱収縮チューブをかけてミュートします。
こんな感じ。
これで止まりました。
ネックが順反っていて、サドル側で弦高を下げてあります。 そのせいでハイポジションで弦がフレットに触れて音が伸びにくくなっています。
全体的に均一な反りだったのでトラスロッドの調整で良くなりました。 順反りを直すと弦高が下がるので、サドルは上げる方向で調整し直します。
フロントピックアップの磁力に引っ張られて弦が唸るので、オクターブ調整がしにくいです。 少しだけ下げさせてもらいました。 今の弦が磁化していたら新しい弦と結果が違ってくる可能性もあるので、弦交換もさせてもらうことにしました。
オクターブチューニングもズレていたので直しました。 きれいに並んでいるのでこれで正解だと思います。
これで完成で良いと思います。
トーンポットをプッシュするとスペシャル配線になります。 ご本人は通常のストラト配線でしか使っていないと仰っていましたが、これはこれで使い道のある音がするので面白いですね。
何が原因で音が微妙に違うのか、手がかりを探してピックアップを調べます。 フルアップボリュームが付いているので分解しなくても計測できます。
Sonicに付けたピックアップのフロントから。
リア。
ギブソンのフロント。
リア。 室温が低いので0.2kΩ位低く出ているかも知れませんが、8kΩないくらいに作られているようです。 全く同じですね。
全てNトップ。 ここも同じ。
位相を調べます。
全て同じで右ですね。 たまたまマグネットの着磁の具合がバラ付いているとかその程度かもしれませんね。
Sonicの方は弦高を下げられるように、ギブソンよりネックの仕込み角を多めにしてあるはずなので、特にリアピックアップの高さに差が出るようです。
ポールピースとの距離を0.1mm単位で似せていくと、かなり音量が近づいてきます。
流石にここまでピックアップを上げるとグラグラしますね。
スプリングとクッションが入っているのですが、クッションが足りないので高さのある物に交換しました。
Sonicとしてはピックアップを上げすぎですが、高さ調整ができないギブソンに合わせるとなるとこういう感じにするしかありません。
これでできあがりで良いと思います。
足下でゲインかトーンを半メモリ動かしたら、お客さんからは聞き分けが付かないくらいにはまあまあ似た音にできたと思います。
この「ツマミ半個」みたいな調整になる感じ、ある意味で懐かしいです。