配線の組み直し【o+asis(otasis)のNaridy Bellさんのベースのノイズ処理-2】

分解していきます。

パーツを外した

キャビティの中のゴミを清掃します。

キャビティの清掃

穴の中に木くずやコンパウンドが入っていることがあるのでしっかり吹き飛ばします。

穴を掃除した

ジャックを清掃していて気が付きましたが、スリーヴ端子がクルクル回ります。 交換してしまいましょう。

ジャックがクルクル回る

配線がすべて不安な感じだったので全部ハンダを掃除して配線を交換して組み直します。 アース線が省略されていたところに1本足しました。

アッセンブリーを組み直す

ジャックの配線を先にしておきます。

交換するジャック

ピックアップからコントロールパネルまでが長いのでシールド線を使います。 コイルワイヤのホット側がピラピラしていましたので導電塗料に接触しないようにワックスでしっかり固めました。

配線を交換

ポールピースから侵入するノイズをアースに落とすために銅箔テープへ導電塗料でつなぎます。

ポールピースをアースにつないだ

ボディにも導電塗料を塗ります。


分解【o+asis(otasis)のNaridy Bellさんのベースのノイズ処理-1】

o+asis(オタシス)のNaridy Bellさんのベースです。 これはテレベではなくて初期型プレベということで良いのでしょうか。 シャーというノイズが気になるそうです。

otasis Naridy Bellさんの初期プレベモデル

otasis さんのyoutubeチャンネルのリンクを貼っておきます↓

otasis (Japanese oasis Tribute Band)

 

このネジ穴は埋めます。

ネジ穴

ピックアップだけではないのですが配線がよろよろです。 今にも断線しそうなので配線材を交換します。

配線が切れかけ

ボビンに巻き付いていたはずのコイルがほどけてピラピラしています。 ノイズ処理のために導電塗料を塗ってアースにつなぐのでここが接触すると音が出なくなるのでしっかり絶縁しておきます。

ショート事故が起こりそう

 

Oasis – Stand By Me – otasis Live in Shibuya 3/11/2023


ナット交換することになった【Tokai Love Rock(20240620お預かり)のメンテナンス-4】

ナット交換することになったので、最後に破壊も覚悟で溝を拡げる実験をします。 弦の張力が6弦側へ傾いてかかっているので斜めに食い込んでいるようです。

1フレットよりナット溝が低くなってしまうところまで拡げてもチューニングが安定しませんでした。 しばらく放置するとチューニング時にコキーン!とナットに弦が噛みついている音がします。

拡げてもだめだった

真上に引き上げるときにはそんなに引っかかる感じはないのですが、やっぱり交換するのが良さそうです。


分解しながらチェック【のんのんさんのヒスコレスペシャルのフレットすり合わせ-1】

のんのんさんからお預かりしたヒスコレのスペシャルです。

のんのんさんのヒスコレ

今回はフレットのすり合わせなどいろいろメンテナンスします。

サドルに溝が切られていないので加工します。

バダスに弦溝を切りたい

弦高が下がりきらないギターなのですが、できる限り下げていきます。 スタッドの下のこの0.5mmが気になるということなので、ここがベタ付けになるようにしたいです。

隙間がある

ブリッジ本体のオクターブチューニングが動かないようにこのネジにナットを付けます。 本家バダス、4mmで合いそうです。

ロックナットを入れたい

分解していきます。

分解していく

スタッドが最後まで入らない理由が分かりました。 ネジ切りがない部分がネジの山の太さになっています。 右のようにネジの谷の太さになっていれば最後までねじ込めそうです。

ネジ切りがない部分が太い