10年前にお預かりしたことがあるESPのギターをお預かりしました。 懐かしいです。
フレットがけっこう減りましたね。
すり合わせをしていきます。 ここでは粗加工です。
大まかにフレットを丸めて一度弦を張ります。
弦を張った状態で、ギターを抱えてもう少しフレットを削ります。
しっかり精度は出たと思うので、フレットを磨いていきましょう。
ジャックもゴールドだと気が付きました。
見た目がシルバーのモノラルジャックに交換しました。 ジャックがピックガードマウントでネジも遠いので、抜き差しが固めなPURETONEのジャックではなくスイッチクラフトにしました。
改めて3弦のネジ穴を開け直します。
送って頂いた写真も参考にしつつブリッジの位置を決めていきます。
ネックジョイントのネジがボディ側にも効いているのが気になります。
スッと入るくらいに少し拡げました。
ピックガードのねじ穴を開け直していきます。 ポケットに結構ぶ厚いシムが入っています。
ブリッジのネジ穴を開けました。
それっぽい見た目になってきました↓
シムのせいもあるのだと思うのですがネックにはハイ起きがあります。 弦高をそこまで下げなくて良い楽器だと思うので、これが悪さをしないくらい弦高を上げて今回は仕上げておきましょう。
ブリッジの取り付け位置について検討します。
サドルの位置がもう少し後ろで良い気がします。
今のブリッジが4弦側へよっていることが分かります。
今付いているブリッジよりも・・・
新しく付けるブリッジの方が少し弦ピッチが狭いです。
ネックの幅がフェンダーのジャズベなどより狭いので、このブリッジでむしろちょうど良いでしょう。
ピックガードのネジですが、すごく穴が曲がっていますし・・・
ものすごく深い穴があいているようなので一度埋めてから新しいネジに合った穴を開け直します。
ピックアップをつり下げているネジは普通に6ー32で良さそうです。
ペグをウルトラライトに交換していきます。
面取りしてこんな感じになりました。
3弦だけ角度が気になってしまったのでやり直します。
全てのネジ穴を埋めていきます。
全部埋まりました。