Fixerのスタッドをもう1回チェックしてみる【白いレスポールジュニアの部品交換-6】

Fixerのスタッドだとブリッジが左右に動けてしまうので弦溝を正しく作るためにもブリッジ付属の純正スタッドを使用しました。 現状、Fixerのリングを使ってスタッドの高さ固定だけしてあります。

ですが、モントルー付属のスタッドで弦溝を作ったあとにFixerのスタッドに交換すれば使えるのかということをもう一度検証することにしました。

オクターブの位置

付属のスタッドが6.75mmあるのに対して

オリジナルスタッド

Fixerのスタッドが6.04mmです。 この隙間分だけブリッジが左右に動きます。

ブリッジのUの字になっているところに弦のテンションで収まればいいのですが、左右の2本のネジにスタッドがあたることになるので、締め込むときに上手く真ん中に持ってこないといけなかったり、緩んだらセンターがずれることになります。

0.7mmくらいの隙間

ちなみこのギターの場合Fixerのスタッドと4.0mmのリングと0.5mmのワッシャーで高さは合うと思います↓ (もしこうやって使うなら、スタッドが細くなる分だけブリッジがヘッド側へ0.3mmくらい動くのオクターブ調整の確認がもう一度必要になります)

Fixerスタッド+4mmリング+0.5mmワッシャー

ブリッジが左右にどのくらい動くかというと右いっぱいがこちら↓で

右

左いっぱいがこちら↓です。  弦交換の度にここが動くのはやっぱりおすすめできないですね。

左

やっぱり付属のスタッドの弦高を固定するためのスペーサーとしてFixerのリングとワッシャーを使うという今回の方法が良いと思います。

オリジナルスタッド+Fixerリング+ワッシャー

これでも充分にブリッジがボディにしっかり付いている感覚はあります。

私の個人的な感覚の話になりますが、チタンサドルにしたときに特によく感じるこのブリッジの固有振動数共鳴みたいなキーンとした成分が、ボディと一緒に共鳴することでめらかに溶け込んでいる感じがあります。 あった方が良い気がしますね。 弦交換の時に弦高が変わらないだけでも便利ですし。


チタンサドルの取り付け【レスポールスタンダードのサドル&ナット交換-2】

フレットのすり合わせをするのでフレットが浮いているところを修正しました。 青いペンで塗ったところが浮いているところです。

フレットが浮いている

チタンサドルPR-02に交換します。

PR-02弐交換する

1・6弦の位置を決めて・・・

1・6弦の位置を決める

5等分することで弦溝を作りました。

弦溝を作った

トラスロッドナットを清掃してグリスを塗っておきます。

ロッドナットの清掃

フレットのすり合わせを始めます。

フレットのすり合わせ

フレットが浮いたまますり合わせられたせいで、フレット浮きを修正すると低くなってしまうからでしょうか、サンドペーパーが当たっていないフレットがいくつかあるので、もう少し削る必要があります。 


弦を張ってみた【グレコのバイオリンベースの改造-14】

サドルの準備ができたので弦を張ってみます。 指板の両端から弦までの距離を均等にしたときにサドル上の弦の角度がだいたい同じくらいになります。 テールピースはこの位置のまま進めても良さそうですね。

テールピースのセンターは合っていそう

今のエンドピンのネジ穴は埋めて、赤いマル↓のところを拡げてエンドピンジャックにします。

テールピースのネジ部

残りの2本のネジは太くすると良いかもしれませんね。


それぞれのセンターを合わせる【o+asis(otasis)のNaridy Bellさんの本国仕様BURNSのメンテナンス-13】

キャビティギリギリサイズのピックアップを取り付けることになったので、ボディとネックとピックガードのセンターを土台から見直す必要が出てきました。

ピックアップキャビティとネックポケットから得られるセンターを確認します。

キャビティとポケットのセンター

ネックから導き出されるセンターを合わせるには・・・

ネックのセンターを合わせる

主にここ↓にシムを入れてネックを倒せば合いそうです。

ここにシムを入れたい

ボディのセンターとピックアップの穴から得られるピックガードのセンターを合わせてピックガードを取り付け直して、ネックが入る小口を削ってポケットに合わせましょう。

ピックアップのセンター

これができれば、もしピックアップがキャビティに引っかかっても最小限だけトリマーで削れば解決すると思います。

ピックガードにあいたピックアップのネジ穴を左右に拡げるところからでしょうか。