アーリーバードのパワーディストリビューターを作りました

他社製品ですが製作のお手伝いをしています。

基板製作から始まります。 感光基板を使ってエッチングをしていきます。 エッチングの進み具合はこうやってしたからスポットライトをあてることで確認できます。

基板のエッチング

切り分けた基板です。

基板を切り分ける

内部はこんな感じ。 全て手配線です。 新品の乾電池に近い9.8ボルトを7口出力します。 出力側にはトーシンのオーディオ電解コンデンサを採用しています。 エフェクターのモディファイでも電源周りのコンデンサはオーディオグレードに交換されますよね。

パワーサプライの組み込み

前後左右はこんな感じ。

7口取れる

LEDが付いていてACアダプターから電源が来ているかどうかを知らせます。 故障したときに光っていなければアダプターのトラブルが疑われるというわけです。


フレット溝を作り直す【フェンダーカスタムショップストラトのフレット交換-3】

フレット溝を0.50ミリまで狭めました。 打つフレットが決まったらそのフレットのタングに合わせてさらに調整します。

フレット溝の補修

最近フレット交換が多いのでジェスカーフレットをニッケルだけでも全種類仕入れておこうと思います。 ジェスカーフレットにリフレット(フレット交換)といえばBirdcage と言われるように頑張ります☆

 

 


フレットを抜いて指板Rを変更【フェンダーカスタムショップストラトのフレット交換-2】

ヒーター修正でハイ起きを直しました。  ここからフレットを抜いていきます。

フレットを抜く

ささくれだった指板を粘度の低い接着剤で補修。 接着剤を落としつつ指板を研磨します。

今回はエンド部に向かって指板のRを緩くします。 ラウンド指板で指板が薄く、ご希望のところまでいけるかは微妙ですができるところまで。

指板のRを変える

1フレット部はもとの7.25インチ。

1フレット付近のR

エンド部は8.5~9インチくらいでしょうか。 7.25インチのゲージをあてるとこのくらい違います。

指板エンドのR

Rを変えるために指板を削ると当然弦方向の直線性も変わってくるので、全てのつじつまが合いつつ、しかも研磨する指板の量が最小限になるようにするのはとても難しいです。

指板の厚みにも制限あるので強引に追い込むのではなく、ある程度の指板Rまで広げられたところで、今この瞬間が一番バランスの良いところだなと判断する力も必要になってきます。

ここからフレット溝の広さを修正します。 修正してから改めて少し磨くことになります。 1度に済ませても良いのですがそれはもう少し上手くなってからですね。 今はまだ慎重に工程を重ねることにしています。 2回目は仕上げるだけなのでほとんど削りません。