フレットを抜いて指板Rを変更【フェンダーカスタムショップストラトのフレット交換-2】

ヒーター修正でハイ起きを直しました。  ここからフレットを抜いていきます。

フレットを抜く

ささくれだった指板を粘度の低い接着剤で補修。 接着剤を落としつつ指板を研磨します。

今回はエンド部に向かって指板のRを緩くします。 ラウンド指板で指板が薄く、ご希望のところまでいけるかは微妙ですができるところまで。

指板のRを変える

1フレット部はもとの7.25インチ。

1フレット付近のR

エンド部は8.5~9インチくらいでしょうか。 7.25インチのゲージをあてるとこのくらい違います。

指板エンドのR

Rを変えるために指板を削ると当然弦方向の直線性も変わってくるので、全てのつじつまが合いつつ、しかも研磨する指板の量が最小限になるようにするのはとても難しいです。

指板の厚みにも制限あるので強引に追い込むのではなく、ある程度の指板Rまで広げられたところで、今この瞬間が一番バランスの良いところだなと判断する力も必要になってきます。

ここからフレット溝の広さを修正します。 修正してから改めて少し磨くことになります。 1度に済ませても良いのですがそれはもう少し上手くなってからですね。 今はまだ慎重に工程を重ねることにしています。 2回目は仕上げるだけなのでほとんど削りません。