楽器店でMXRのマイクロアンプを試奏して気に入ったお客さまから、ベース用に定数を見直したバージョンをご注文頂きました。
使う部品はこんな感じ。
つや消しブラックなので加工中にキズが付かないようにマスキングします。
穴開けが終わったところ。
基板を製作します。 電源のデカップリングコンデンサを追加するために一部パターンを変えています。
カップリングコンデンサもデカップリングコンデンサも容量を増やして低音に余裕を持たせています。
また、入力インピーダンスが高すぎるとノイズが出るのでほどほどにしました。
ギター用途と違って歪ませることがないのでゲインを少し抑制しました。 ウッカリつまみが回ってしまったときのことを考えるとこの方が使いやすそうです。 ソケットになっているので最大増幅率はもとにも戻せます。
結構むりなところにLEDを付けたので配線が少し難しくなりました。
アダプターから電源を供給する場合は18ボルトでも使えるように部品を選定してあります。 こういう細かい仕様に自由がきくところも1点ものならではですね。
ベースはもとの電圧が大きいのでやはりゲインを下げておかないと乾電池の電圧ではフルゲインで歪みっぽくなってしまいます。 微調整できるようにしておいて良かったです。
低音に余裕を持たせるという点では、オペアンプももとの4558より出力電流の大きい4556にしてみるのも良いかもしれません。
比較的簡単な回路ですが、ベース用ブースターと言って良い仕様に仕上がったと思います。
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