バダス型ブリッジの取り付け【B.C.Richの改造-4】

モントルー製のバダススタイルブリッジを登載していきましょう。 12フレットの位置からブリッジを取り付ける位置を割り出して、2本の大きいオクターブネジを調整してしまいます。 もちろん必要であればあとで微調整します。

ブリッジの位置決め

弦溝を決めるために1弦と6弦を軽く張ってみます。

1・6弦を張る

今回はナットも新品になりますので、ナットにもまだ溝がありません。 もとのナットを活用します。

片方ずつやっても良いのですが、横穴式のペグポストの場合弦を1回外すときれいに巻きにくいので、作業の手順的にこうするのが一番効率がいいのです。

ここでは弦間ピッチはあまり関係なくて、フレットの左右に均等に余裕ができる状態であってくれればOKです。

もとのナットを活用

もとのブリッジが10ミリピッチだったので、このブリッジのサドルと同じです。全部真ん中に溝を切っても大きな問題にはなりませんが、せっかくなのでポールピース上を弦が通るかとか、フレットの左右が均等に余るように弦が通るかをチェックしておきます。

弦溝の位置決め

サドル上ではこんな感じになりました。少しだけ広めに決めて5等分します。

サドル上での弦の位置

溝を切りました。

弦溝を切ったところ

改めてナットの方に溝を切っていきます。 もとのナットの弦間のままの方が違和感がないと思われるので近い値で弦間を決めました。

ナット溝を切る

弦を張ったところがこちら。

弦を張ったところ

上手く調整できそうです。


ボリュームの交換【B.C.Richの改造-3】

ボリュームをCTSの500kΩ・Aカーブに交換して欲しいというご要望です。 まずは今付いているポットを取り外します。

ボリュームを取り出す

配線がすごい量出てきます。 全部やり直したくなりますがそこは我慢して慎重に配線を引っ張り出しつつボリュームを分離します。

取り外し

ポットの1番端子を折り曲げてから配線します。

CTSポット500kに交換

もとに戻したところの写真を撮り忘れたようです(笑)

 


ムスタングベースのネック修正

とにかく逆反りがしつこいので少し長めにクランプしていました。

ヒーター修正

作戦を追加してフレットを一度抜いて溝を少し広げてみました。 ネックを順反り方向に動かしたときに内側から突っ張っている力を少し抜くためです。 上手く作用すると良いのですが。

フレット溝を少し広げた

さらにもうひとつ。 弦のゲージを少し太くしてみました。 何日か経ってからネックが逆反っていくことが多かったのですが、あと少しでバランスしそうなので弦の張力を上げてみようということです。

弦のゲージを変更

今のところすごく調子が良いのですが止まってくれるか。 ピックアップも交換したので音は悪実にもとより良くなっているので弾けるようになって欲しいです。


ナットの粗加工【B.C.Richの改造-2】

ナット溝の清掃をします。古い接着剤がたくさん付いていたのでマイクロナイフとナットシーティングファイルで加工します。

ナット溝の清掃

ベルトサンダーで牛骨を粗加工します。

粗加工

さらに手加工で形を作った牛骨ナットです。 指板サイドの形に合わせました。 トラスロッド付近に接着剤が付かないようにマスキングテープを張っています。

接着前

タイトボンドでガッチリ接着します。

ナットの接着

乾いたら溝切りですが今回はサドルの方も同時に溝切りが必要なので少し難しいですね。

 

 


ピックガードの取り付け【Squier JBの改造-3】

2枚のピックガードのネジ穴の位置や、取り付けたときの外周形状などをチェックします。

マスキングテープを張る

トーラムのネジ穴を調べていきます。

位置の確認

これとミントグリーンと比較します。 トーラムの方がラミネートが繊細そうなので基本的にトーラムに合わせてネジ穴を加工、ミントグリーンに誤差を吸収してもらうことにしました。 あまりに穴が離れるところだけ微妙に折衝します。

ネジ穴の位置を確認

ネジ穴があきました。 普通より少しストレスが大きくかかることが予想されるので塗装の面取りはしっかりめにしておきます。

穴開け

ミントを付けてみました。 ところどころがんばっていますが浮いたりするほどの差はないようですね。 これでいきましょう。

ミントグリーンで確認

世に出回っているフェンダー型ピックガードはほとんどが4弦側がジョイント小口より飛び出します。 ピックアップの穴や角の形を含めた外周はこの角度でピッタリ合います。 どうもふたつのセンターが混在しているように思われますね。

フェンダージャパンなんかは完全にピックガードが4弦側に首をかしげています。ジョイントの4弦側は余り、角はネック側に倒れ、コンパネとボディ外周との隙間は狭く、と全体に影響が出ています。あれはピックアップ穴が斜めにあいていると解釈する方がつじつまが合うように思います。

はみ出したジョイント部

ここは高速回転にしたボール盤にトリマーのベアリングビットを付けて形状を合わせます。

ベアリングビットで削る

コントロールパネルとの境目を合わせていきましょう。 針でけがいているところ。

コンパネとの境目

削る量が多くなかったので手作業にしました。

スクレーパーで加工

製品のままのトーラムはコントロールパネル部に斜めの削り込みがありません。 ここでその部分の加工をして、他の外周部に似せて茶色く汚してレリックします。

家具オイルでレリック

ミントも同じく。

ミントグリーンもけがく

ピックガードの加工ができあがったところがこちら。

加工完了

ネックを付けた状態で問題ないか確認するためにそれぞれ付けてみました。

トーラムは渋いですね。

トーラムを付けたところ

ミントも悪くないです。 レリックしてあるので締まった印象ですがトーラムに比べるとちょっとかわいい印象ですね。

ミントグリーンを付けたところ