ジャックからノイズがでるPBの配線修理と全体調整

ジャックからバリバリノイズが出るというベースを緊急修理しました。

ピックガードを開けてみてビックリしました。 本来ならばジャックとピックガードの間になければいけないロックワッシャーが、どういうわけかキャビティに落ちています。

お客さまと「これはすり抜け系マジックのせいではないか」という話になりまして、リペアマン案件ではなくてマジシャンマターだと結論しました(笑)

ノイズの原因

トーンポットのノイズとジャックのサビが気になったので交換としました。

ローポジがビリつくのが気になるということなのでネック調整をしました。

調整後の試奏

ハイポジションの順反りをごまかすためにロッドを締め込んでローポジが逆反り気味なのをがまんして使っていたベースをゆずりうけたようで、本人は弦高が高くてもひけるようなので、今回はあえてハイポジ起き&それ以外は真っ直ぐというセッティングにしました。

ハイポジが少し起きているけれどご本人は弾けそう

ハイポジションが順反っているのでこれ以下に弦高を下げるとハイポジがビリつきます。 これを直すためにはヒーター修正をしたりフレットを1回抜いてフレット溝を調整する方法が必要になります。


配線が完了しました【vintageのストラトの改造-12】

配線が完了しました。 材木がやわらかくてネジ穴がダメになりやすいので、新しくあけたネジ穴に粘度の低い接着剤を染みこませています。

配線が完了

なにかとやり直しが発生しがちで面倒なことしか起こらないギターです。 あと少しで完成ですね。 どんな音がするのでしょう。


ニッケルパーツを50年古くするタイムマシン【フレットレスJBの組み込み-19】

新品のGBR-640ペグをレリック加工しました。 新品の時がこちら。 ピカピカです。

新品のGBR-640

うちにはニッケルパーツを50年分古くする玉手箱みたいなタイムマシンがありまして、3日後に取り出すと50歳くらい渋くなって出てきます。

ク加工した新品のGBR-640

これをつかってエイジド加工ベースに仕上げます。

次はコーティングしたフレットレスベースのネックを仕上げていきましょう。

コーティングしたフレットレスベースのネック

ちょっと厚塗りしたのでエポキシを削るのが大変そうです。