塗装の水研ぎをします。 トップコートの吹きムラをサンドペーパーで#2000まで研磨します。
コンパウンドで磨きました。 手バフなので光沢には限度がありますが、レリックなのでむしろ良い具合のツヤ感にコントロールできます。
エイジド加工のため塗装をはがしていきます。 はがしたい部分の塗装が密着不良を起こすようにひと手間かけてあるのでスイスイはがれます。
これが終わったら存在感のある風格が出てきます。
ペグを取りつけていきます。 元のネックからペグはそのまま移植します。
仮で取り付けてからネジ穴の位置を割り出して加工します。
元のネジが細いので、ペグにあいている穴にサイズが近いネジに交換しました。 これは7千円のギターなのですが、安いギターを歩留まり良く作るには細いネジの方がいい加減な加工でも誤差を吸収するので都合が良かったのかもしれませんが、きっちり付け直そうとするときにはかえって困ります。
ペグに開いている穴のセンターでネジの下穴のセンターを位置出ししても、ネジが細くて穴の中で遊ぶぶんだけペグが回転する余地ができてしまいます。 弦の張力でペグが回ってしまっては向きがバラバラになりますし、チューニングも心配です。
新しいネックにペグがつきました。 こうしてじっくり見ると4千円のネックはやっぱり変わった形していますね(笑)