ナット溝を切って弦を張る【Custom Classic Jazz Bassのオーバーホール-7】

ナットの形を作ります。

ナットの成形

形ができました。 これに溝を切っていきます。

大まかに形ができた

弦溝を切って弦を張っているところ。

溝を切っていく

ナットができあがりました。

弦溝が切れた

指板の塗装がフレットを抜いた時に少し剥がれて浮いたりしていたので、補修をしました。 今回は低粘度の接着剤を流し込んでから、粘度の高い接着剤でフレットの下に少し残ったフレット溝を埋めました。

指板端の修正

フレットと指板を仕上げました。

フレットを仕上げ終わった

ペグの部品が緩みがちで、部品が足りていないところがあるのが気になっています。 交換した方が今後のためには良いような気もしています。

 


部品がいろいろ届きました【部品の足りないレスポールの修理-2】

足りない部品を補充しています。 ピックアップがあとから届きます。 どこから手を付けていこうか考えているところですね。

部品が届いた

モントルーから発売されているオイルコンデンサなのですが、以前SGに取りつけてみていい感じだったので今回もこれにしてみました。

オススメのコンデンサー

コンデンサの善し悪しを上手く表現できないのですが、トーンを絞った時に明らかに弾いていて楽しい音がして「あ、これならトーンツマミを積極的に使いたいな」と思った記憶があります。


各部のチェック【部品の足りないレスポールの修理-1】

いろいろと部品が足りていないレスポールをお預かりしています。

部品が足りないレスポール

エスカッションが割れています。 これを白系に交換します。

エスカッションが割れている

ブリッジとテールピースもありません。 少し気になるのがスタッドのトップ側が広がっていて、そのままではブリッジが通りません。 1度埋めるかもしれません。

ブリッジがない

12フレットのポジションマークがなくなっています。 マークを入れましょう。

ポジションマークがない

配線が変わっています。 これを元に戻します。 ピックアップも交換することになっているので配線は全体的にやり直すことになりそうですね。

配線部

トラスロットカバーがないです。 ここはお客さんが自分で買ってきても良いかもしれませんね。

トラスロッドカバー


実家に帰っていました

法事があって大阪に帰っていました。

大阪

お供え物が少ないので、母親に買って帰った佃煮も並べます。 地震でエレベーターが止まったりしたので保存食。 お供え物ロンダリングですね(笑)

お供え

私が大阪まで行くと聞いたお煎餅屋さんが「道中お気を付けて」と、小袋に試食用かと思われるお煎餅を包んでくれました。 お気遣い有り難うございます。

おまけしてもらった

お数珠の糸の部分を整えるためにギュッと握ってみたら、昔懐かしいキャベツ人形の髪の毛にソックリになって、姉と大笑いしました。

キャベツ人形の髪の毛みたい

実家の家財のネジが取れていたのでM4の皿ネジを買いに日本橋のでんでんタウンまで買い物に行きました。

ネジを買いに行く


FISHMAN ( フィッシュマン ) / Matrix Infinity-Wideの取り付け【J-50の修理-4】

もとから付いていたピエゾのピックアップがあったのですが、音が出なくなったりノイズが大きくなったりするので交換することになりました。 おそらくアース側が断線しかかっていたようでした。

今回ついでに弦アースも取り付けます。 銅箔テープをブリッジ裏に貼って弦に接触するようにします。 とはいえ、マグネティックピックアップがないので、弦や人が集めた電磁ノイズが混入する入り口がありません。 弦アースはなくても問題ないかもしれませんね。

一応このテープからグラウンド線を引っ張ってジャックのアース端子に引っ張りました。

弦アースの準備

取りつけるピックアップとプリアンプのセットはこちらです。 Matrix InfinityのWideですね。 ワイドというのはブリッジの厚み方向の話です。 サドル厚3.2ミリに対応しています。

マイナスドライバーでネジを外すとカバーを開けることができます。

取りつけるプリアンプ

写真中央のねじ込み式端子が、ピエゾをつなぐところです。

カバーを開けたところ

ブリッジサドルの下にピエゾピックアップを取りつけます。 6弦側の端から真下に90度方向へ配線が出ています。

ピエゾの設置

配線を取りつけました。

ピックアップの配線

コントロールはサウンドホール周りに設置します。 粘着テープで貼り付けることになりますが、そのためのアタッチメントがふたつ付いてきます。 三角の方がセッティングされていましたが、四角い方が使いやすいボディ形状だったので取り替えました。

アタッチメントはふたつ付いてくる

ちなみに、EがデッドでF#付近の音階がビリつきやすい問題ですが、写真のあたりにおもりを取りつけることで軽減できました。 写真では2個付いていますが、効果がある反面、せっかくのアコースティックな鳴りを阻害しすぎてしまうので、良い位置にひとつだけ貼りました。

簡単に貼ったり剥がしたりできます。 1枚で必要十分な効果がある位置を探すのに何日かかかりました。 他のギターで同様の症状があっても同じ位置で良いかは分かりませんね。

ダンピングファクターの追加位置

せっかくなのでフレットを磨きました。

フレットを磨いた

今回お預かりしている間にできそうなことは全部できました。 使ってみた感想を伺って手直ししていくことにしましょう。