Electrosocketに交換します。　テレキャスターのジャック部分には、写真のような内側で押し広げられて突っ張っている穴の開いた板が入っています。　これを専用の工具で取り出します。　これは導電塗料を塗る前の作業になります。

ネジ穴の位置決めが難しいですね。　いつも悩みます。　ネジ穴のなかは低粘度の接着剤で少し補強しておきました。

アース周りの配線から始めましょう。

シリーズ（直列）配線にもなるラインナップに対応するためなのか、アースとコールドが分離してありました。　配線をシンプルにして故障リスクを減らすためもあって、ビンテージと同じ仕様に戻しました。

ピックガード側とつないでいきましょう。

ジャック周りはこんな感じになりました。　今回はPURETONEモノジャックを取り付けました。　導電塗料が近いのでハンダ付け端子がショートしないようにするためと、シールドのプラグと電線が接触しないように補強する意味もあって、配線を収縮チューブで保護しました。

ポインターワッシャーとノブを取り付けました。

これで完成です。

ノイズは気にならなくなりました。

ヒーターを当てながら様子を見ています。　フレットを抜いてみました。

ツバ出し指板がボディに乗り上げて押し上げられている問題を解決するためにシムを作り直します。　もともと入っていたような形跡もありますね。

必用な隙間が空きました。　もう少しシムが薄くても良いかもしれません。　今まで、ネジを締めたり弦を張るとここをボディが持ち上げていました。　ネックの密着も悪く、弾いていてギシギシ言っていたのはここが原因のようです。

弦を張って状態を確認しつつ進めていきましょう。

本格的にフレット交換が始まります。

フェンダーメキシコのシンラインです。　ジャックの取りつけがゆるんでいたりするようで、配線部分の部品を全体的に見直して配線をやり直します。

今回、ポインターワッシャーを取り付けることになりました。　ポットも持ち込んで頂いたのですが、250kΩではなく25kΩのものだったようです。　ですのでうちにある250kΩのものを取り付けておきましょう。

ピックアップの高さなど、記録写真を撮っておきました。

ブリッジも外します。　ものすごい綿埃が出てくるので先にお掃除しましょう。

導電塗料を塗っていきます。　コントロール付近は塗ることができる範囲で頑張ります。

中が空洞なせいか、ネジが効いていないところが3カ所ありました。　補修します。

ピックガード側の配線を終わらせます。　コンデンサとスイッチはそのまま流用します。　ちなみにスイッチノブが接着されていて、スイッチを取り外すことができません。　よくポロッと取れるノブなので気持は分かりますね。

導電塗料が乾いたら、ボディ側の配線を始めましょう。