ブッシュが浮いていた4弦ペグを外しました。 ネジ穴がきつめなのでワックスを塗っておきました。
配線をチェックしていて一部間違いに気が付いたので修正しました。 ついでにバッテリーの電圧を測ったら7.5ボルトしかありませんでした。 交換しておきたいですね。 続いて通電・音出しチェック。
弦を張っていきます。
この楽器は塗装が極薄なので、蓄光のサイドポジションマークを入れたときに部分的に生地が出てしまいました。 フワッと塗装をかけ直しておこうと思います。
ジョイントねじ付近の塗装のかけらをサンプルにして、ラッカーシンナーを何度か塗ってみましたが、塗装が溶けないのでおそらくウレタンサンジングを吹きっぱなしにするような塗装になっているのではないでしょうか。
まわりになじむように塗装を吹きました。
乾いたところがこんな感じ。
GW前からにわか雨が多くて、やっと塗装ができました。
塗装って、圧縮空気を膨張させるときにも温度が下がりますし、シンナーが乾くときにも気化熱で冷たくなるので、高温多湿なときに塗装すると結露した水滴が塗装に閉じ込められて白っぽく濁るのです。
これで組み立て直していきましょう。 完成が見えてきました。
GW中は修理作業の手を止めてリフレッシュすることが目標でした。
ミドルの周波数可変ができるアウトボードプリアンプを頼まれているので、GW中はパラメトリックEQの回路図を集めては見比べていました。
ステートバリアブルフィルタの出力の位相ってどうなってたんだっけ? とか良いながらネットサーフィンしました。
あと、任天堂SWITCHが世界中で壊れまくっているらしいのですが、修理屋さんの動画を見ていると、いろいろと参考になりました。 お求めやすい価格で販売できる範囲でデジタル的に進化した結果、ついにアナログ的な限界が来たって感じですね。
USBジャックが端子のハンダ付けで基板に固定されているらしく、乱暴に抜き差しするとパターンごと剥離して修理不能になるそうです。 電話でリモート帰省中、姉に「真っ直ぐていねいに抜き差しする必要があるらしいよ」と言ったら、「ファミコンの時代のカセットを真っ直ぐ抜くあのギミック、今こそ出番では笑?」という話になって笑いました。
エレキギターの不調は振動系と電装系のミックスしたものになりがちですが、デジタルとアナログの混ざった不具合もまた大変そうですね。