他のピックアップからの信号はどうか試したくてこんな実験をしました。
そこで変なことに気が付きました。 ジャックを抜いてもわずかに電池を消費しているのです。 あまりにわずかなので、これがメインの故障原因ではありませんが、別の故障を見つけてしまったようです。
電池が液漏れしたときのサビか液が飛び散っているのですが、基板パターンをブリッジしている可能性がある箇所を掃除しました。 かなり絶縁に近い値になったのですが、完全には止まりません。 他にも経路があるようです。
古いバッテリーボックスがまだつながったままになっていますが、この線からとなりのバランサーポットにつながっています。
電池から漏れた液体なのか錆なのか分かりませんが、バッテリーボックスからバランサーポットを通じて10MΩくらいでアースにつながっていて完全に絶縁されていないのです。
ケースがわずかにアースにつながっているようです。
ポットにも電池の液が染みこんでいるのかも知れません。 そうだとすると回路図で言うとこのあたりでしょうか。
こんな形状の25kACカーブのバランサーポットは簡単に入手できないでしょう。 バッテリーボックスを外したら電池の方の問題は解決すると思います。 今のところはこのままでも大丈夫かもしれませんが、将来的にバランサーポットが故障したら嫌ですね。 この部分の漏電は電池の液漏れの結果なのか、それとも電池が液漏れした原因なのか・・・。
まだ故障の主な原因がハッキリ見えてきません。 バッテリーボックスを外してバランサーを掃除したら、次はベースツマミのポットの分解洗浄をしてみましょう。