ブラックパールのピックガードをレリック加工する

ブラックパール4プライのストラト用ピックガードです。

ブラックパール4Pストラトピックガード

ネジ穴ギリギリまでエッジを尖らせていきます。

エッジの加工

加工が終わりました。

エッジが尖っている状態

レリック加工をしていきます。 傷を付けたり塗料を駆使して汚していきます。

レリック加工

ちょっと分かりにくいですがくすんだ感じになりました。

レリック加工

色味が分かりにくいのでミラーレスカメラで昼間に撮り直そうかと思います。


チェックする【Killerのノイズ処理-1】

キラーをお預かりしました。 ジャックが緩んでノイズが出るそうです。

Killerをお預かりしました

ロック式のナットのネジの先がだめになっているとのことです。 ここも交換したいですね。

ネジがダメになっている

ジャックが緩んでいます。

ジャックが緩んでいる

アース関係の配線が切れていたりするのかと想像していたのですが、特に断線などは見当たりません。 この2本の線をシールド線に交換したらノイズが減りそうです。

配線は外れていない

コントロールキャビティを開けてみました。 裏蓋をとめるネジのところにゴム製のクッションが入っています。

コントロールキャビティ

シールドのためのアルミシートがゴムにくっついていて剥がれてしまっています。 そもそもゴムではアースにつながらないのでこのアルミシートもノイズを集めて増やすアンテナになっています。

裏蓋のシールが剥がれている

ゴムクッションをやめて金属製のバネにした方がいいですね。 そもそもなぜ裏蓋の下にクッションが入っているのでしょうか。 ボディに傾斜があるのでNCルーターで掘りにくいのでしょうか? ボディのトップは傾斜に削れるのですから裏蓋の落とし込みも同じ傾斜と深さで削れそうなものですが。

ゴムクッションをバネに換えてはどうか

キャビティ内は導電塗料が塗られていますが、近いアース電位との間に250Ωくらいあります。 導電塗料を重ね塗りしたら、もう1ケタ抵抗値を減らせると思います。

導電塗料の抵抗値が大きい

ピックアップキャビティには導電塗料が塗られていません。 センターのシングルコイルが特にノイジーなので塗りたいですね。

ピックアップキャビティがシールドされていない

ノブを回すとノイズが出るということなので、導電性グリスやスプリングワッシャーで対応しようと思ったらシャフトが割れています。 交換してしまった方が良いと思います。

ボリュームの軸が折れている

その他でちょっと気になったところがあったのですが、最終フレットを押さえると弦がピックアップに触れてしまいます。 5弦と6弦の12フレットより上はピックアップの磁力に引っ張られて唸ってしまっています。

ピックアップに当たっている

フロントピックアップはキャビティに干渉して、これより下げることができません。 下にはネックのヒールが入っているので掘ることもできませんね。

ピックアップに当たっている

シムをいれてトレモロを高い位置に動かすことで解消するかも知れません。 やってみないとどのくらい効果があるか分からないですね。 弾いていて問題を感じてからでも良い気がしますが、弦とピックアップが近いせいで弦から電磁ノイズをたくさん拾っている可能性があるのが気になります。

2弦のファインチューナーが出っ張っているので弦を張り替えるときに戻したいですね。

トレモロ部

取りあえずジャックの緩みは締め込んで収まったのですが、ノイズを少なくするためには一部の配線をシールド線にしたり、導電塗料を塗ったりするなどできることがいろいろありそうです。