ハイポジションがほどよく逆反りました。
これで「1日経って少し戻った」くらいで落ち着けば弦を張ってましょう。
先日ライブハウスでCanonのNEW FD 70-210mm f4という80年代の直進ズームレンズで撮影したところ非常に撮影が楽しかったのでレンズを買い足しました。
お散歩写真ではブラックミストフィルターなどを使って画質を落とす方向にカスタムすることが多くなっていますが、ライブの撮影はやっぱりシャープでコントラストも彩度も高いレンズが良いなと思うので、NikonのAI Zoom Nikkor 35~200mm F3.5~4.5Sという古の高倍率ズームを手に入れました。
初期の高倍率ズームというと、私にとっては、90年代のタムロン製なんかのイメージが強くて、きっと甘めの写りなのではないかと見くびっていたのですが、1985年発売とは言えNikonが13万円の定価で770gもあるレンズを作ると、やっぱり写りもガッシリしているなぁという印象です。
実際ライブハウスで使ってみないと分かりませんが、活躍してくれると嬉しいです。 少なくとも商店街の野外ライブとかなら戦力になるはずですね。 今年はライブをたくさん撮りたいです。
どちらかというとオマケで付けてくれたKomuraの保護フィルターの方がレアだなと思いました。
弦高を調べていて気が付いたのですが、弦高を調整するイモネジの頭がいくつかダメになっていますね。
ネックジョイントのネジに対してボディ側の穴が少し狭くて引っかかっているので、拡げておきます。 ここに引っかかっていると・・・
同じネジ穴にネジを戻すことが難しくなって、ネジ溝が二重に切れてしまったり、それが原因でネジが効かなくなることがあります。 左下のネジ穴がそうなっていますね。
ペグは緩んでいたので増し締めしておきます。
早速フレットを抜きました。
接着材を取り除いて整えます。
フレット溝を補修しました。
トラスロッドナットは270°くらいしか回りません。
グリスを注しつつ、ワッシャーも1枚足しておきます。
トラスロッドナットがギリギリまで締まっていて、なおかつローポジションが逆反りでハイポジションが順反りになっています。 トラスロッドを緩めてもハイポジションが順反らないくらいまでヒーター修正します。
ネジ穴はタイトボンドで補修してみましょう。
タイトボンドはネジにはくっつかないので、固まった後に抜けばネジをかたどることができます。 すでにアロンなどでコーティングしてある場合はネジ穴の中でタイトボンドが剥がれると思うので、状況にはよりますがなかなか使えるテクニックです。