ロッドナットにグリスを塗った【76年製ジャズベースの修理-6】

トラスロッドナットはこれ以上は締めたくないなという手応えです。 ロッドナットを外してグリスを塗っておきます。

ロッドを緩めてみる

ロッドを緩めてもネックは少し逆反っています。 ベースなのでこのくらいの逆反りでいいです。 ただ5フレット辺りにピークがありますね。 ここよりハイポジションの方が逆反りが強いくらいに持っていけばバランスが良くなります。

5フレット付近の逆反り

フレットを抜いてさらに詳しく見ていきましょう。

フレットを抜いた


ネックのセンターズレを調べる【Focus2000のフレットすり合わせ-1】

Focus2000です。 ネック調整、フレットのすり合わせ、弦高調整、ネックのセンターずれ修正などをします。

Focus2000

6弦側に弦が寄っています。 厳密なことを言いだしたらピックアップキャビティやトレモロのアンカーの位置などを検討することになりますが、今回はネックにシムを入れるなどで修正します。

センターずれ

仮に0.3mmや0.5mmのシムを挟んでみます。

シムを入れてみる

0.5mmでちょっと足りないくらいでしょうか。

足りない

だったらメイプルの薄板0.5mmを接着して削れば良いかもしれませんね。


分解清掃【アコギのペグのメンテナンス-1】

ペグの動きが固いとのことなのでメンテナンスします。 私の感想としてはそんなに固いとは思いません。 赤いマルのところはネジ穴がゆるゆるになっています。 埋めましょう。

ネジ穴が緩い

ブッシュが浮いています。 浮くことでペグの動きが良くなることがあります。ブッシュを戻したら固くなるのかも知れません。 その場合は取り付け位置がおかしいということになります。

ブッシュが浮いている

黄色いところは爪楊枝をさしてるような感じです。 緑のところはネジが斜めになっています。位置が良くないのかも知れません。 詳しく調べていきましょう。

結構いろいろトラブルがある

ペグポストのブッシュにあたる部分を磨きます。

分解清掃

ブッシュの内側を磨いておきます。

ブッシュの中の清掃

ギアにグリスを注し直しておきました。

ギアにグリスを注す

ブッシュを押し込んでいきましょう。 それと同時にペグが付いている位置が正しいのか判断して埋めるネジ穴を決めましょう。