頼まれモノです。 テレのピックアップを製作します。
この後ワックスポッティングをして着磁していきます。
現存のベッコウ柄ピックガードのなかで一番ビンテージに似せられるのはモントルーのリアルセルロイドピックガードではないかと思っています。
しかもエッジを30°くらいまでとがらせると、さらにレリックの楽器に似合う見た目になりますね。
今まではエッジを削った後、紙やすりで細かく番手を変えながらピカピカに研磨していたのですが、研磨の最中に角が丸くなりやすいのです。
今回は320番と600番、そしてコンパウンドを付けた布と工程を3段階に絞ってみました。 案外つやも出ましたし、白い層をアピールできているように見えます。
こんな見た目になりました。
同じ加工が必要な方はこちらのメールフォームからご連絡下さいませ。
ボリュームポットやトーンポットを回すとバリバリとノイズが出ることがあります。 音の出ない楽器の修理をすると、配線を終わらせてからポットのノイズに気がついて二度手間になることがあります。
あるいは、新しいポットに交換したのにその新しいポットがノイジーだったりすることもあります。
ギターから音を出しながらツマミを回さないとノイズが出ないことがほとんどです。 なので、ポットにギターをつないで音だししながらチェックすることができる機材を手作りします。
材料はこちら。
ケースにはジャックを取りつける穴を2個あけておきます。
ボリュームとして配線できるように、イン、アウト、アースの3本をジャックに取りつけます。
ハンダ付け部分を壊さないように、熱収縮チューブで保護しておきます。
ケースに組み込みます。 自分で使う機材なのでジャックどうしのアース配線は省略してあります。
できあがったポットチェック機です。 ギターを鳴らしながらボリュームを回せばポットのノイズを調べることができます。
以前作った「ポットチェッくん」はラムトリック社に置いてきました。 作ろうと思いつつ、そう言えば3年も作っていませんでしたね。
年末に作っていたThe Chipで作ったディストーションなのですが、せっかく作ったので他にも発展できないかと考えていました。
真空管アンプのプリ部に使われる三極管をシミュレートしたTrioderizerというFETを使ったアンプを使用したので、真空管ギターアンプ風のプリアンプを作れないものかと、フェンダーやマーシャルのアンプの回路図を見ました。
で、気がついたのですが、フェンダーとマーシャルでトーン回路が付いている場所というか順番が違うような気がしますね。
フェンダーは上側の図のように真空管と真空管の間にトーン網が入っています。 つまりゲインを上げるとEQした後の信号が歪みます。
逆にマーシャルは下側の図のように、歪んだ後にEQしていることになるのではないでしょうか。 いろんな機種があるので他にもいろいろ並べてみて確認したいですね。