リアルセルロイドピックガードのエッジをとがらせる加工【フレットレスJBの組み込み-15】

レリックのベースに似合うようにピックガードのエッジを30°くらいまでとがらせる加工をします。

もとのリアルセルロイドピックガードはこんな感じ。

加工前のリアルセルロイドピックガード

45°にエッジが取られていて、コントロールプレートとのつなぎ目は垂直に落ちていてエッジ加工がありません。

加工前のリアルセルロイドピックガード

グルッと1周削って研磨したところがこちら。

加工後のリアルセルロイドピックガード

全体はこんな感じになりました。 コントロールプレートとのさかいめも上面側半分くらいを45°で落とすとそれっぽくなります。

加工後のリアルセルロイドピックガード

いま入手可能なピックガードの中で一番レリックに合うのはこの加工をしたリアルセルロイドピックガードだと思います。


手巻きピックアップの製作【フレットレスJBの組み込み-13】

手巻きと書きましたが動力はモーターが付いています。 手送りが正確でしょうか。

コイルが2層になっているジャズベース用ピックアップで、内側が70年代風のターン数で巻いたコイルで、少しでもビンテージの仕様に似せようと、この金色っぽいフォームバー皮膜線を使っています。 材質や皮膜厚で線間静電容量が変わるので素材を合わせることには意味があります。

フォームバー皮膜線を巻く

コイル全体で、60年代風のコイル量になるように、フォームバー皮膜線のコイルの上にエナメル皮膜線を巻き足します。 60年代初期はエナメル皮膜線が使われていたので、外側のコイルだけでもこの材質を使います。

エナメル皮膜線を巻く

スイッチポットでファットな60年代風とブライトな70年代風を切り替えられるピックアップが巻き上がりました。 この後、ワックスポッティングと着磁ですね。

完成したジャズベースピックアップ

ピックアップのコイルを巻くのは我ながらすごく上手いです。 このピックアップについての製品詳細ページはサイトのこちらに。


ベース内蔵用3バンドプリアンプBCP-3の製作

3バンドイコライザーを製作風景です。 Birdcageという屋号はこのプリアンプの鳥かご型配線方法からきています。

上下2枚の基板の間に部品を立てて、信号を行き来させることで、ハンドメイドながら小型に組むことができます。

BCP-3の製作

絶縁のためにコーディングをしたあと、カラーリングを施します。

絶縁のために塗装

できあがったところがこちら。 鳥かごの緑青(ろくしょう)風になっています。

完成

アクティブくさくなりすぎないように、超低域や超高域をあえてコントロールから外してあるので、パッシブのベースの感覚で音作りができます。

製品のサイトページはこちらからご覧いただけます。