ケースの穴開け加工がすんで部品を取り付けました。
配線をしたところがこちら。 初期型スティングレイに載っていた2バンドプリアンプのレプリカ基板がケースに入っています。
元の基板はスイッチで回路をバイパスすることを前提に作られていません。 なので入力のコンデンサを充電する音がバンバンならないように、抵抗を足してみました。
どのくらい効果があるのかどうか鳴らしてみましょう☆
ラムトリック時代からのお客さんというか、同じ国立音楽院ギタークラフト科で竹田先生に教わった後輩にあたるギタリストからJ-45が届きました。
ラムトリックでチューンナップしてピックアップを取り付けたことがあるギターですね。
オイルナットがはがれてしまっています。 粘度の低い瞬間接着剤で付けてあるのですが、冬期の急激な材木収縮や衝撃などではがれてしまうことがあるのです。
バンプオブチキンのローディをさせてもらったときにも、チャマさんの青Sonicが同じようなナットはがれをおこしたことがあります。
年末ライブのリハ期間中、メンバー到着前に弦交換をしているときだったので補修がききましたが、本番中にはがれたらナットがずれてチューニングがおかしくなることもあるのではないかと問題意識を持ちました。
なので、Birdcageを立ちあげてからはタイトボンドで接着しています。 タイトボンド接着でナットがはがれた例は今のところありません。
瞬間接着剤を使うメリットはナットを外すときに写真のように楽器にダメージがないところですが、タイトボンドも上手に加温してあげればはがれますし、柔らかくなった接着剤もきれいに取り除けるので問題ないです。
自分が手がけた楽器がどういう使われ方をしているのかは現場を見に行かなければわかりません。 こういうことを考える大事なきっかけをもらえたことを、チャマさんや現場のみなさんに感謝しています。