BCP-3 のチェック

できあがったBirdcageブランドオリジナルの3バンドイコライザー・プリアンプ、「BCP-3」 の出荷前チェックです。 ひとつひとつハンドメイドで作っています。

BCP-3 のチェック

Birdcageという屋号はこのプリアンプの鳥かご型配線パターンに由来しています。

BCP-3 のチェック

チェック機がちょっとかわいいのです。

今、中森ちぇき菜で弾いている自分のベースにはこれのプロトが載っているのですが、製品版と弾き比べてみると製品版の方が可変幅が広がっていて押し出しの良いベースラインが弾けて良いですね。

近いうちにプロトから製品版に載せ替えましょう。 BCP-3はパッシブベースが好きな人に向けて、ベースに内蔵できるアクティブくさくない3バンドイコライザーを提供しています。


配線作業【Washburnの配線修理-2】

新しいピックアップが届いたので配線を始めます。 まずはパーツごとに下準備的な配線をしていきます。

レバースイッチは元のものが使えそうです。 他の部品は交換します。

右のスイッチポットは、シャフトが曲がっていたので交換です。 リアのハムバッカーのタップ用に配線しています。 スイッチが1回路余るのですが、両方とも並列でつないで使ってスイッチ故障のリスクを減らしましょう。

パーツごとの配線準備

できあがった配線はこんな感じ。

完成した配線

シングルピックアップからきている線がもともと短くてちょっと苦しい感じですが、そこそこスッキリしましたし、故障のリスクは随分減った感じです。


Junction Box Early Bird 最終ロット

モントルーから発売されている、Early BirdブランドのJunction Boxです。 このロットで最終出荷になるようです。 いろいろあって製作を引き継いでいた製品ですがこれで作り納めです。

Junction Box Early Bird

他のブランドからも同じようなものが販売されていますが、販売終了後にどうしても同じものが欲しくなったらこちらのメールフォームからご連絡下さい。 定価で良ければ印刷無しで同じものを作れます。


部品と回路図【The chipで歪みエフェクターを作る-1】

お客さんから珍しいものをお預かりしました。 The Chipです。 バルトリーニのXTCTは有名ですが、そのおおもとになったもの。

The Chip Tone(=TCT)に出力アンプを追加したものがXTCTです。 TCTとはこのThe Chipにツインリバーブのトーン回路をつけたものですね。

このThe Chipをつかって、歪みエフェクターを作って欲しいとのことです。 ケースはフェンダーブレンダーのケースを使います。

The chipで歪みエフェクターを作る

これがThe Chipです。 海外オークションで手に入れたそうです。

The chip

歪みの回路例はこちら。 シンプルなディストーション回路です。 ディプスツマミの構造が面白いです。 クリッパーにはゲルマニウムダイオードを使って欲しいというご要望。

ファズの回路図

トレブルブースターもつけたいということなので、この回路図を合体するかもしれません。

トレブルブースターの回路図

ただ、ゲインがそこまで高くないのではないかと思うので、もしかしたらトレブルブースターは別にトランジスタを追加して組むかもしれません。


全体のチェック【セイモアダンカンのJBのフレット交換-1】

セイモアダンカンのJBをお預かりしました。 XTCTプリアンプが内蔵されていて、いわゆるマーカス仕様なベースです。

セイモアダンカンのJB

リフ系の音楽を演奏することが多いらしくフレットが部分的に減っています。 何度かフレットのすり合わせもしているようで、今回はフレット交換することになりました。

フレットが部分的に減っている

裏蓋のネジ穴がスポスポになっていてネジが1本足りないので今回埋め直します。

裏蓋のネジが抜ける