ピックガードのエッジをとがらせる加工【フェンダージャパンの’70s風JBの改造-5】

リアルセルロイドピックガードのエッジをとがらせる加工です。

エッジをとがらせる加工

今回は70年代風のガードです。 どこが違うかというと、フィンガーレストが構えたときに上になる位置に移動しています。

エッジをとがらせるとビンテージ風のニュアンスが出てくるから不思議ですね。 楽器が急に高そうに見えるのです(笑)


ナットの加工など【ES-330 の修理-2】

新しい牛骨ナットを成形していきます。 まずは厚みを出します。

牛骨ナットの粗加工

幅を決めます。

牛骨ナットの粗加工

サンダーで削ったものを手加工して接着します。

牛骨ナットの粗加工

お皿が外せないくらいネジ山が潰れていたスタッドをやすりで削って分解しました。

スタッドの分解

新品のスタッドに新旧のお皿を取り付けました。

ダブルナットにした

ダブルナットという方法で2枚のナットを締め込んで固定する方式にして欲しいというリクエストにお応えしました。


全体をチェック【ES-330 の修理-1】

トグルナットが弦に共鳴して異音を発しています。 調べてみたところ、レバーの付け根の部分が緩くなっているようです。

交換するか、なにかで抑えるかしかありません。 ビンテージ価値を維持するならとりあえずこのままにしておいて、レコーディングでは輪ゴムでポットなどとくくるというのが良いかもしれません。

共鳴するトグルスイッチ

ブリッジスタッドのネジ山がダメになっています。 ここはやすりでさらいましょう。

スタッドのネジ山が潰れている

訳あって、ブリッジを交換します。 サドルに弦溝を切っているところ。

サドルに弦溝を切る

弦を張りました。 元のブリッジは向きが逆についていたので、ブリッジを分解してサドルを全部入れ替えるか、新しいものにするかというところだったのですが、新品のブリッジを持ち込んでいただいたので交換となりました。

弦を張る

ナット溝が低いので交換します。 すでに1回交換されているようです。

ナット部

エポキシ接着剤がべったり付いていて、ナットが浮いている感じでした。

ナットを外した

この透明の接着剤を剥がすところから作業が始まります。


ボディの修正もろもろ【テレマスターの組み込み-13】

明らかにずれているジョイントのネジ穴を埋めてあけ直します。

ジョイント穴を埋める

センターや、ぱっと見た美しさなどを考慮して新しい穴をあけていきます。 このネジ穴は塗装屋さんが手板をネジ止めするのにも使われることになるので、あけてから塗装屋さんに送るのが良いと思われます。

新しい穴をあける

ジャックの穴が接線に対して直角ではないようです。

ジャックの穴が傾いている

少し内側を削ってから塗装しましょう。