5弦の10フレット付近に変なビリ付きがあったので、弦を交換してみます。
と言っても、お預かりしているモズライト純正弦をここで張ってしまって、もしその弦も何かがおかしくて、他のメーカーの弦なら問題ないという場合に、先にモズライトを張ってしまっては弦を切らなくてはいけなくなります。
ですので、問題を切り分けるためには先に他のメーカーの弦を張ってみるしかないですね。 アーニーボールを張ってみます。
オクターブ調整をここで大まかに。 弦をモズライト純正に交換したらもう少しつめます。
弦を交換したらどこもビリつかなくなりました。 フレット交換作業の方にはなにも問題ないようです。
ネックが少し動いたようなのでネック調整をします。 これがなかなか面倒な構造でして、ロッドナットにアクセスするには弦を外して、ピックガードを外して、ピックアップを外すことになります。 さらに弦を張ってチューニングしてから反り具合を確かめつつトラスロッド調整をすることになります。
ビリ付きの原因を探すためにストレートエッジを何度も当てていたので、フレットの傷が気になってしまいました。
傷を消すためにもう一度仕上げ直しです。
あとは弦を張って調整すれば完成ですね。