全体を調整していく【warwick の修理-11】

バッテリーホルダーを取り付けました。 これで音が出るようになりました。

バッテリーホルダーを取り付けた

元から張ってあった弦を張って、様子を見ます。

古い弦を張ってみた

どうもシムが厚すぎるような気がするので、0.5ミリから0.3ミリに薄くします。 なのでもう1枚作りました。

シムを薄くしてみた

この楽器のデザインのせいでもあるのですが、ボディと弦の間が広いのが気になってきてしまいました。 シムはない方が弾きやすいような気がします。

弦をボディの間が広いのが気になる

方針を変更してツバ出し指板のボディに干渉してしまう部分を削りました。 シムを抜いても、ここを削るとミシミシ言わなくなったので、やはりここがボディに当たっていたのは良くなかったですね。

シムがなくても、平均より少し低めの弦高まではなんとか下がるのでこれでOKでしょう。

ツバだし指板の裏を削る

新しい弦を張っていきます。

新しい弦を張って調整

弦高調整、ピックアップの高さ調整などをしました。 アレンビックのピックアップは出力がひかえめで、とても上品な音がします。 BirdcageオリジナルプリアンプBCP-2Mをブーストすると良い具合にミドルの美味しいところが調整できて使いやすくなる印象です。

ネックが落ち着いたらノブを取り付けて完成です。

 


完成【モズライトのフレット交換-12】

モズライト純正の弦に交換して仕上げていきます。

ここで気が付いたのですが、弦の画面中央付近に明らかに太さが違うところがありますよね。

こういうのが悪さをして、弦交換前の5弦10フレット付近のビリつきを起こしていたのかも知れません。

どこの工場で作っているのか分かりませんが、このロットまるごとダメな場合もあると思うので、ユーザーさんは他のメーカーの弦も予備で持っておいた方が良いかもしれませんね。

弦ってこういうことが時々あるものなので、他のメーカーの弦をお使いの方も同様で、好みの弦を何種類か知っておくと良いですよ。

明らかに弦の太さが違う

今回は特に影響はなさそうなので、とりあえずこの純正弦を張って仕上げます。

弦が張れた

もうこれ以上ネックは動かないと思いますが、数日様子を見ましょう。


弦を替えてみる【モズライトのフレット交換-11】

5弦の10フレット付近に変なビリ付きがあったので、弦を交換してみます。

と言っても、お預かりしているモズライト純正弦をここで張ってしまって、もしその弦も何かがおかしくて、他のメーカーの弦なら問題ないという場合に、先にモズライトを張ってしまっては弦を切らなくてはいけなくなります。

ですので、問題を切り分けるためには先に他のメーカーの弦を張ってみるしかないですね。 アーニーボールを張ってみます。

アーニーボールを張ってみる

オクターブ調整をここで大まかに。 弦をモズライト純正に交換したらもう少しつめます。

オクターブ調整

弦を交換したらどこもビリつかなくなりました。 フレット交換作業の方にはなにも問題ないようです。

問題なさそう

ネックが少し動いたようなのでネック調整をします。 これがなかなか面倒な構造でして、ロッドナットにアクセスするには弦を外して、ピックガードを外して、ピックアップを外すことになります。 さらに弦を張ってチューニングしてから反り具合を確かめつつトラスロッド調整をすることになります。

モズライトのネック調整

ビリ付きの原因を探すためにストレートエッジを何度も当てていたので、フレットの傷が気になってしまいました。

フレットを仕上げ直す

傷を消すためにもう一度仕上げ直しです。

フレットの研磨

あとは弦を張って調整すれば完成ですね。


今日のヘチマ

やっとネットに届きました。

今日のヘチマ

これって摘心とかした方が横に広がるのでしょうか?

ヘチマは葉が茂るのでグリーンカーテンとしては一番遮光性が高いそうです。 どうなるのか楽しみですね。

今のところ水耕栽培でなんとかなっています。