久しぶりに友だちと会ってきた

友だちに誘われて上野のビアガーデンに行ってきました。 1月以来久しぶりに電車に乗りました。 旅行客がいないと東京もこんなに人が少ないのかとビックリしますね。 コインロッカーはほぼ使われていない状況です。

コインロッカーが使われていない

ビアガーデンは持ちこみOKという斬新なシステムだったので、周りの屋台でお買い物をしてから入場しました。

おつまみの買い出し

一番親しい友人でも、年末にあって以来ですから、うっかりすると1年会わない人とか増えそうですね。 新型コロナウイルスのことを考えると、寒くなる前に会えて良かったです。

ビアガーデンにやってきた

ビアガーデンは席の間隔も広く、消毒液や検温などもしっかりしていました。

屋上から見えるホテルは、最上階の3室しか電気が付いていなかったので、かなり利用客が減っているのでしょう。

休日前に上野にビジネスホテルを取って、アメ横の屋台で飲むみたいなのもオススメしたいですね。 この冬も、また冬ごもりになるかもしれませんので、皆さん暖かいうちに外に出て、ストレスを発散しておくのもひとつのやり方だと思います。


1弦を張り直す【レスポールジュニアにスパーゼルを付ける-5】

エリクサーの1弦を張り直します。 スパーゼルのペグポストにあいた弦穴にバリが出ていて、チューニングが完了する前に切れたので、穴の周りを全部面取りしました。

1弦を入手

今回はチューニングできました。 これ、180度反対側の穴が大丈夫かどうかは次の弦交換まで分かりませんね。 様子を見てもらうしかないでしょうね。

今回は切れないようだ

ネックが安定したらお返ししましょう。

昨年、最も修理がスムーズにできなかったのがスパーゼルに交換したストラトだったのですが、気に入らない現象が起こる原因が「楽器の個性」なのか「自分の加工精度」なのか「部品の加工精度」なのかの切り分けにとても苦しみました。

今回、「やっぱり最近のスパーゼルは以前と比べてちょっと変わっている」ということが分かったのでこの楽器をお預かりできて良かったです。 少し自身が湧きました(笑)

年々、目が肥えていくので真面目に仕事をすればするほど「あと少しだけ気に入らない」ということになりがちですね。 特に部分修理はお客さまとよく相談して上手くバランスさせないといけませんね。


弦を張っていく【レスポールスペシャルのナット交換-4】

ナットの上面をきれいに整えていきます。

ナットの成形

ここでピックアップカバーの共鳴について手当てしておきます。 クッションを追加してミュートしてみます。 おそらくこれで止まるでしょう。

ギターって3弦解放付近にボディかネックかはハッキリしませんが妙に共鳴するところがあることが多い気がします。 違弦同音ポジションは大丈夫だったりするのでネックなのでしょうか。

3弦全体がビリつく楽器も見うけられますね。 あれはストラトのポールピースがプレーン弦に対応していないことが原因(磁力に引っ張られる)のことも多いので何とも言えませんが。

クッションを入れてみた

弦の通る溝を削っていきましょう。

弦溝を切った

弦が張れました。

弦が張れた

ストラップピンが気になりますね。 ネックの調整が落ち着いたらナット交換の方は完成で良さそうです。


ペグポストを調べた【ムスタングのチェック-2】

弦を交換していきます。 弦を外しました。

弦を外す

ペグを通す穴のチェックです。 レスポールジュニアに付けたスパーゼルはバリが出ていて弦が切れました。

こちらのペグは製造時期が違うからか、片側6個のセットになるものだからか、穴の周りを大きく面取りされていますよね。 明らかに製法が違います。 スパーゼルには良かった時期があって、昨今は良くないロットが出回っているという印象を我々ミュージシャンがもってしまうのは仕方がないのではないでしょうか。

面取りされている

4~6弦に太いものを張るので弦溝を少しだけ拡げていきます。

ナット溝を拡げる

弦がキッチリ収まりました。

弦が収まった

張力が強くなったはずなので弦を張ったまま様子を見ましょう。

弦が張れた


ナットの接着【レスポールスペシャルのナット交換-3】

牛骨ナットを取り付けていきましょう。 まずは厚みを出します。

厚みの加工

ナットの形状はいろいろな流派があると思いますが、私はここでヘッド側に傾きを付けます。

厚みの加工

サイドを大まかに合わせます。

サイドの粗加工

弦が乗る側を削ります。 指板のRに合わせつつ、弦の太さも考慮して削ります。

トップRの加工

手加工で微調整して形を整えて接着ですね。

ナットの接着