配線を観察する【シースルーグリーンのJBのピックアップ交換-3】

こうすればあと少し良くなる、という改善点がいくつか見つかりました。

導電塗料の塗膜が薄くて200Ω/cmくらいあります。 できればもう一回塗っておいた方が良いと思います。 数十Ωくらいまで下がるはずで、シールド効果も上がります。

抵抗値が一桁高い

ボリュームのアース配線が省略されています。 アースはコントロールパネルでつながっていますので、取り付けが緩むと音が出なくなってしまいます。 ここは1本線を追加したいです。

ボリュームのアース配線が省略されている

チップ端子(ホット)につながっているジャックの板バネの背が、導電塗料にすごく近いところにあります。

ジャックのチップ端子と導電塗料が近いのが気になる

ここはPURETONEのステレオジャックに交換すると距離が取れる気がしますね。

あとはピックアップキャビティの導電塗料をコントロールキャビティまでつないでいる線がなくて、導電塗料でつないであるのですが、ここも1本追加してあげた方がアースまでの抵抗値が下がって効果が上がると思います。


弦を張った(あとプリアンプにもう1点部品が必要なことが分かった)【Fender MEX Deluxe Active PJ Bass Specialの配線改造-10】

フィンガーレストを取り付けました。

フィンガーレストを貼り付けた

弦を張りました。 ナットの弦溝が高かったので調整しておきました。 ハイポジションに順反りが残っているので、弦高は1弦12フレットで2ミリから下げられません。 元が2.5mmだったのでそれでも下がっていますが。

ここはまた次回でしょうね。 ヒーター修正をして、ハイポジションだけ一度フレットを抜いて溝を調整して打ち直して、フレットのすり合わせをすればものすごく弾きやすくなると思います。 そのタイミングでシムを作り直しましょう。

弦を張った

プリアンプのオンオフスイッチを付けたわけですが、下の図にある固定抵抗がない音がします。

この抵抗がない音がする

入力のカップリングコンデンサを常時充電する直流的な経路がないため、一番最初にスイッチを入れたときにポップアップノイズが出てしまいます。

基板とボリュームポットの背中の間に抵抗を1本追加しましょう。