ピックアップのチェック【スペクターNS-2Jのプリアンプ修理-5】

電源まわりのソケットです。

電源のソケット

絶縁皮膜ごと挟んでありますが、これでも皮膜がカットされるみたいで導通しているようです。 ただソケットが開いてしまうので剥いてから差し込んだ方がいいような気がしますね。

マイナス電源のソケット

基板の消費電流がやはり多いです。

消費電流が多い

フロントピックアップのチェックです。 音はむしろ大きいくらい。 消費電流はわずかです。

フロントPUのチェック

リアも同様です。

リアPUのチェック

消費電流が多いのは基板の方です。 しかもフラフラしています。

基板に原因がある

おそらく発振しているのだと思うのですが、一応アウトプット側からの直流漏れを調べます。 ここから乾電池の直流が漏れているわけではなさそうです。

出力から直流が漏れているわけではない

BAXのベースツマミを動かすと症状が微妙に変化するので、ポットの洗浄をしてみましょう。


ヒーター修正と配線修理【MoonのフレットレスJBの修理-1】

Moonのフレットレスベースです。

MoonのフレットレスJB

このベースもジャックが錆びてノイズが出つつ、トーンツマミが回らなくなっています。

トーンが回らない

サドルが妙に真っ直ぐ並んでいるので、完成したときにもう一度チェックしましょう。

ブリッジ部

ヒーター修正します。 まずは全体を温めて・・・

全体を温める

ハイポジションを中心に締め込んでいきます。 ヒーターって熱いところとそうでないところがあるので途中で向きを変えました。

ハイポジションを締め込む

トーンポットとジャックを交換しました。 スイッチクラフトとPURETONEのジャックを交換するとホットとコールドの配線が逆になるので、少し配線を交換したり取り回しを変えたりしました。

フロントのポットからガリノイズがわずかに出ているので接点剤を試してみます。


手動式のABボックスを作った

DTM作業をするときにギターをチューナーとオーディオインターフェイスに振り分けるための卓上のスイッチが欲しいという御相談があったので、秋葉原で部品を買ってきました。

秋葉原で部品を買ってきた

LEDもないシンプルな仕様です。

穴位置を決める

こんな感じ。 インプットはシールドを引き抜いたらミュートになるようにスイッチ付きにしました。

配線作業

外から見たらこんな感じ。

外観

アウトプットは絶縁ジャックにして、1点でシグナルグラウンドとフレームグラウンドをつないでみました。 電源もない回路を1点アースにしても対して効果はないと思いますが、録音環境の外来ノイズに悩んでおられるようなので、よりそう気持ちで今回はこうなりました。

外観

裏蓋を絶縁したついでにシールでサインを入れておきました。

裏蓋