パッシブ部分の配線【InnerWoodの改造-11】

ロータリースイッチが届きました。 キャビティに収まるサイズで裏蓋にも干渉しないものがなかなかなくて困りましたが同業者さんが通販していたので助かりました。

ねじが出っ張っていてあと少し収まりが悪いですね。

スイッチポットがはまらない

ねじの距離などを計測してテンプレートを作りました。

簡易テンプレート

穴位置を決めます。

位置決め

少し掘り込みました。 ここにねじを逃がします。

掘り込み加工

ロータリースイッチ周りの配線です。 結構複雑な配線になります。

ロータリースイッチ周りの配線

まずはポット周りの配線から。

ポットの配線

ローカットのコンデンサはあとで交換が可能なように作りました。

ハイパスコンデンサは差し替え可能

ピックアップの位相を確認します。 JBとハムは一緒にならすことがないのですが、今後どうなるか分かりませんし、レコーディングなどで位相が違ってセッティングに手間取ったりしてはいけませんので、単身シールド線で出ているJBに合わせてハムの方を逆配線にすることで位相を合わせました。

位相の確認

ピックアップを結線してまずはパッシブ状態での音出しです。 間違いなく動いているようです。

パッシブ状態での音だし

 

 


センターの再確認【YAMAHAエレアコベースの改造-9】

ネックのセンターとブリッジのセンターがずれていているようです。 ブリッジは動かせないので、ピックアップの取り付けは弦の真下にもってきたいですね。 一度弦を張ってみたくなりました。

センターを確かめる

このベースはナットがはがれていたのでここで修理しておきましょう。

ナットを接着

1弦と4弦だけ張ってみました。 やはり少し1弦側にピックアップを付けた方が良いようです。

弦を張ってみる

ちなみに貼り付け型のピエゾは指板の裏にセットしました。

ピエゾを指板裏に貼ってみる

ノイズをキャンセルするようにふたつのコイルを巻いたのでそれをつなぎ合わせます。

コイルをつなぐ配線

シールド線で出力します。 できればパッシブで使いたいということなのでノイズは減らしたいです。

ピックアップの出力線

ブリッジしたのピエゾや指板の下のピエゾからの信号を取り出すためのケーブルも作りました。

ピエゾの出力線

音が出るまであと少し。 そこで一度弾いてもらってパッシブで使えるかミキサーやバッファを入れるか考えます。


ピックガードの加工【フェンダーJBのネック交換&リフィニッシュ-4】

半つや消しのブラックにリフィニッシュすると、塗装後は小傷が目立ちやすくなると思うので先にピックガードの加工を済ませます。

ピックガードの取り付け位置を決めました。 JBはピックアップの穴と角の先で結構位置が限定されます。

ピックガードの仮付け

コントロールパネルとの境目を針でけがきます。

コントロールパネルとの境目を決める

ジョイント部はボディの形状に合わせるためベアリングビットで加工します。

ジョイント部を合わせる

ケガいたところを削っていきます。 ここは手加工です。

コントロールパネルとの境目を加工

できあがりました。

完成


配線を考える【InnerWoodの改造-10】

JBタイプのピックアップの間にミュージックマン・タイプ・ピックアップが付いています。

ロータリースイッチでネック単体、ネック&ブリッジの並列、ハムの直列、ハムの並列、ブリッジ単体という順番でならす配線を考えました。

S-H-S配線図

多分これで合っているはず。 4回路5接点という大がかりなロータリースイッチが必要で探し回りました。 ギター関係のお店が通販してくれているのを発見したのでよかったです。 秋葉原で売っているのは厚みがあって裏パネルが閉まらないという・・・。

 

 


ピエゾ・ピックアップの製作【YAMAHAエレアコベースの改造-8】

指板の音を拾うとアコベっぽくなるので、ネックのエンドにピエゾを仕掛けられないかと材料を仕入れました。 この圧電ブザーを改造してピックアップにします。

届いた圧電ブザー

配線や絶縁をしてみました。 これでサドルの下のピエゾとどちらがマグネティック/ピックアップとの相性が良いか調べられます。

ピックアップに加工