サンバーストを吹いた【フレットレスJBの組み込み-12】

3トーンサンバーストを吹きました。 前回着色をしていたら、途中で雨が降り始めてしまいまして、「かぶる」って言うのですが、塗装が白く濁るんですね。

で、途中で中断してあったのですが、今日は気候がよかったので再開。 シンナーを吹いて白く濁ったところをリカバーしてから吹き足しました。

3トーンサンバーストを吹いた

全体に飴色を乗せて真ん中を暗めにしてからトップコートを吹いていきます。 ピックアップもそろそろ巻いていきます。

今回使うのはBirdcageハンドメイドのJB用ハイブリッド・ピックアップBJJ-HY.というピックアップです。 コイルワイヤを2種類使って、2層構造に巻いて、70年代風と60年代風のふたつの出力を得ることができるピックアップです。

通常のジャズベースでは大まかに言って、両方フル・ネック側メイン・ブリッジ側メインの3通りの音が出せますが、60年代風のややファットな3種類と、70年代風のややブライトな3種類がだせるので、手元のコントロールをいじるのが好きな人や、いくつものバンドで「あの音!」がいろいろ必要な人に合います。

私もこのピックアップで中森明菜コピバンやっています。


フレット溝を調整する【レスポールスペシャルのバダス型ブリッジへの交換-2】

お客さまによると最近チューニングがよくずれるようになってきたそうです。 ナットの弦溝が削れてきて深くなったのか、コキコキいってスムーズではありません。

V字に溝の上面を広げていきます。

V字に広げる

あと、トルク調整剤をナットに塗ります。 もともとはトラスロッドナットに塗っているものなのですが、最近はナットにも良いような気がしています。  この後よく拭き取っておきます。

トルク調整剤を塗ってみる

ペグの軸にもシリコンスプレーの液を塗ってみました。 ペグはグリスだとホコリが気になるので。 チューニングメーターの動きはこれで結構スムーズなりました。

チューニングが合わせやすくなった

チューニングについて他に気になるところがないのでこれで完成として、しばらく使ってみてもらいましょう。


フレットの端の処理【2TSBカスタムショップストラトのネック修理-5】

フレットを入れてからネックのコンディションはあまり変化がないようです。 元は張力もロッドもフリーの状態で順反っていたのですが、今は真っ直ぐくらい。

これでトラスロッドの負担はかなり減るのではないかと期待しています。

フレットの端を切っていきます。

フレットの端を切る

やすりで削り終わりました。

サイドを仕上げたところ

ダミーボディをつけてたわみ具合を試してみる。 ロッド半周でバシッと真っ直ぐになりますし、ハイポジションはもう少し余裕がある(のちのちハイ起きしても良いように少し逆反らせてある)ので、このまま進めていきましょう。

ネックのコンディションは良くなっている

今回の指板塗装は専門の職人さんにお願いしてキレイに仕上げてもらうつもりでいます。