ボディが軽いストラトを修理しているのですが、材が柔らかすぎてシムが沈んでいきます。 ですので、ネックポケット全体で受け止めるような仕組みのシムを買ってみました。
のちのちネックを交換したいということになる可能性があって、修理品のポケットって勝手に削りにくいので、こういうシムを自作できるようにしておくと良さそうですね。
少し角を削ってポケットの形に合わせました。 テレ用にヒール部分に直線が書いてありますね。
使ってみた感じとても良いです。 自分で作るとなったら、これをどうやって作りましょうかね。
弦が張れました。 ハイポジションの順反りがきになりますが、弦高が低くないのでそこまで大きな問題にはなっていません。
電装系は快調で、ポットから出ていたガリノイズも皆無です。 ポットの分解清掃は今回マニュアルめいた物ができて、技術的にも上手くなった気がします。
ナット溝が高すぎたのを削って、ネックもトラスロッドで直せるだけ直したので、音も「ジャリイイン!ガーーン!ドーーーン!」です(笑)
今回かなり細い弦をおあずかりしていて、元の溝と幅が合わないため、溝の中で弦が動きがちです。
今回たまたま細い弦をおあずかりしただけで、太い弦も張る可能性があるのでここはこのままで。 ネックの動きを見て、GW開けにお返ししましょう。
テレキャスタータイプのカスタムギターです。 お客さまに持ち込んで頂いたLuminlay(蓄光ポジションマーク)を埋め込みます。
3.5Φのビットで穴をあけます。 深さは3ミリくらい掘っておきます。 3~4ミリくらい埋めておくと奥の蓄光素材も活用できて、光が持続しやすいそうです。
Luminlayを埋め込みます。 4Φの穴をあけたマスキングテープで保護しています。
ノミで整えて
研磨して仕上げます。
電気を消すとこんな感じ。
いつもは高輝度蓄光テープでマーカーを自作しているので、比較してみました。 短時間ではテープの方が明るいですね。
10分後の比較です。 これもほんのわずかにテープでしょうか。 ただLuminlayは3ミリ埋め込まれているので、ここから粘るはずです。 一方でテープの方は、表面を樹脂で埋めているので、蓄光の性能もテープのままではないと思います。
なのでステージでの使用では大差ないかも知れません。 ではどちらがおすすめか聞かれたら、個人的にはテープで作る蓄光マーカーでしょうか。
その理由はこれ↓です。 Luminlayは蓄光素材そのものをノミで突いてととのえることになるので、作業台が天の川のようになります(笑)
作業する人としては蓄光の粉が出ない方がいいですよね。 ただ私の場合、高感度に優れたミラーレスカメラを持っているので、そっちのカメラでも同じように粉の写真を撮って楽しみました(笑)
Luminlayは公式サイトに取り付け方の詳しい説明があって、自分でギターをいじるのが好きな人にもおすすめです。 サイドポジションマークが見やすいのはもちろんのこと、演奏するときに視界に入る部分ですから、光るのが好きな人は自分だけのカスタムができて絶対テンションが上がります。