ジャック探しの旅が終わらない件【グレコのバイオリンベースの改造-18】

3点留めのエンドピンジャックです。 長らく来ないと思ったら業者が潰れていました。 もう1個注文してみたこのジャックですが・・・

届いたジャック

インチ仕様ではないため普通のエンドピンジャックをつなぐことができません。 ボックスジャックだと太すぎます。

インチでない

もう少し探してみましょう。


ピックガードをずらした方が良いかも【SG Specialの改造-7】

ピックガードがピックアップに当たるので削るという予定でしたが・・・

削る予定でしたが・・・

こことか薄くてけずりたくないですね・・・

削る予定でしたが・・・

で、気が付いたのですが、ネジ穴にして半個分くらい斜めに動かせば・・・

ネジ穴半分ずれている

おそらくどこにもガードが当たらなくなります。

付け直す方が良いかも

角の部分は今もちょっとはみ出していますし、方向的にこの具合は変わらないと思われます。

ここのはみ出し具合は変わらなさそう

ガードを削る代わりに、ネジ穴を全て埋めて取り付けし直しても良いかオーナー様に確認しましょう。 こっちの方がリスクが少なくておそらく設計通りになります。


ネックポケットについて【78年製テレキャスターのチューンナップー24】

このクッションみたいなのは取り除きます。

クッションを剥がす

ネックを付けてみます。

ネックを付けてみる

このネックポケットをどうするか考えていきましょう。

ポケット部分

1弦側にも・・・

隙間

6弦側にも大きな隙間があります。

隙間

センター治具を当てると、サドルのセンターより1弦側にずれているのが分かります。

サドルのセンターを通らない

実際に弦も偏っていますね。

フロントピックアップ部分

裏通しなのでブリッジの位置は大きく動かせません。 フロントピックアップの位置や、それにともなうピックガードの位置。 またそれとつながっているコントロールプレートとコントロールキャビティの位置・・・。 70年代フェンダーってセンターを1本にそろえる作業に向いていませんから、せめてどこかに妥協点を見出していきたいです。


ペグのメンテナンス【76年製ジャズベースの修理-25】

4弦のブッシュが浮いています。

ブッシュ浮き

ヘッドは平らなので真っ直ぐ押し込んで固定して良さそうです。

ヘッド面は平ら

ブッシュの内側、ポストなどを磨いて薄くグリスを塗っておきました。

ブッシュ内とポストを磨く

遊んでいたバネを少し伸ばしてサドルに当たるようにしました。 これで弦に共鳴してしまうことがなくなりました。

バネを伸ばした

弦を張り直します。

弦を張り直した

あとはナットの弦溝の深さを調整すれば良さそうです。


ノンブランド・ミュートボックスの手直し

メルカリで買ったミュートボックスだそうです。 エクスプレッションフットスイッチにオマケで付けてくれた訳あり商品みたいな感じのものです。

スイッチ切り替え時にポコン!と音が出るというので見てみましょう。 実際に前段につなぐ機材も持ってきてもらいました。

ポップアップノイズというには小さいノイズですし、最初の1回が大きいわけでもありません。 前段の機材のせいと言うよりは、スイッチングノイズが大きめに鳴っているという感じ。

中を開けてみました。 何となくゴチャッとしています。 何かの機材をバラしてミュートボックスにしたのか、実験機が要らなくなったから付属プレゼントにしたといった感じかも知れません。

中身

明らかに要らない線が付いていたり、線の絶縁皮膜が剥きすぎだったりしますね。

中身

スイッチの真ん中の列↓、コモン端子に何もつながっていないところに電線がつながっています。 これは取り除きました。 他の線も切ったり剥き直したり、短すぎる線と外した線を入れ替えました。

2本線を外した

ジャックが全て絶縁ジャックでケースにアースがつながっていません。 ハンダ付け端子付きのワッシャーでケースにアース電位をつないでノイズを流します。

シャーシアースを取る

どうしても気になるところを手直ししていたら、横でごらんになっていたオーナー様に「ミュートボックスのモディファイになりましたね(笑)」と言われました。 スイッチのところに抵抗を追加してみました。

最低限の手直しはできた

裏パネルに部品が接触してはいけないので、クリアファイルで絶縁シートを作りました。

裏パネルを絶縁する

スイッチノイズは聞こえなくなりました。 心なしか外来ノイズが減ったそうです。 ケースがノイズの入り口になっていた可能性もあるので今回の配線のせいかもしれませんね。

音出しチェック

モディファイという言葉がでたので「チューンド・バイ」のシールを貼らせてもらいました。

モディファイした印

もともとの商品は誰が作ったんでしょうね。 名も無きブランドとのコラボでした。