ボディの着色【wife風レリックベースの組み込み-12】

本物のwifeは密着不良でほぼナチュラルになってしまうのですが、今回のコンセプトはタラス時代のサンバース・トレリックなのでまずはサンバースト塗装にしていきましょう。

中央は顔料系イエローで木目が見えるようにうっすらと塗ります。 外周はややブラックが太めになるようにしていきます。

着色塗装途中

裏面はこんな感じ。 タラス時代にすでに裏側はかなり剥がれているのですが、どうしようか悩んでいます。 剥がすつもりならマスキングテープまみれになっているはずなので・・・裏は使い込んで剥がしてもらいましょうか。

裏面

表面は、剥がれたところをおそらくビル自身がブラックで吹き直しています。 それを再現したいので上の角付近はブラック塗りつぶしです。 この部分のレリック具合でこのベースのかっこよさは決まってきそうですね。

表面

次は、飴色に着色したトップコートを塗りますので、ヘッドにはロゴを貼っておきましょう。 今回このために用意したゴールドに黒ふちのロゴです。

ロゴマークの貼り付け

少しずつ完成時の姿がイメージできるようになってくると楽しいですね。

 

 


ローポジションのビリつき【66年生PBの修理】

ローポジションがビリつくということでお預かりしました。

PB66年全景

ネックが逆反っていました。 逆反りを取るためにトラスロッドを緩めるとその分ハイポジションの順反りが目立ってしまうネックです。

ですがヒーター修正でポジションマークが膨らんだりするのを避けたいということなので、ハイポジションのフレットをやや多めに擦ることで少しでもその症状を緩和することになりました。

逆反りを修正

まだまだハイポジションは起きていますが、弦高を下げて弾くスタイルではなさそうなので、問題にはならなさそうです。 自分自身のセッティングの好みが変わってきたこともあってこういうコンディションもアリだなと思うようになりました。

フレットのすり合わせ

 


SLOW91 スプレーノズルを買いました

スプレーアーティストが使っているノズルを試しに買ってみました。

とは言っても細い線を引きたいわけではないのでそこそこの太さ(3~4センチ)で霧が細かく、ゆっくり吹けるものを選びました。

スプレーノズル

確かに噴射量が少なくて細かいので、時間をかけて吹けそうです。 プリアンプの絶縁塗装に使ってみたいです。 小物の塗装を缶スプレーでしている人はこういうものも試して見ると面白いかもしれませんよ。

ステッカーがたくさん付いてきたので嬉しかったです。 サイトに通販機能が付くまでにはBirdcageステッカーも作りたいですね。

 

 


FedEx・ラージボックスを使った塗装フィルターの作り方

空気中に待った塗装の飛沫を回収するためのフィルターを作ります。 FedExの大きい方の箱です。 これに20センチの換気扇を埋め込みます。 この段階でスイッチはオンになっています。 線をあとから引けなくなるからです。

フェデックス・フィルター

裏面から見るとこんな感じになっています。 ここにゴミ袋を筒状につないで作ったダクトをマスキングテープで貼って、窓の外に廃棄することができます。

裏面

吸気を広い面積に分散するためにハニカムフィルターを使います。 と言いつつこれはネコの爪研ぎを使用しています。

ハニカムフィルター

これにダイソーの換気扇フィルターをのせて、吸着させて使います。 目詰まりがしてきたらフィルターをどんどん巻き取って送っていけば吸引力を維持できます。

換気扇フィルター

箱とフィルターの幅規格が同じなのでなかなか使えそうなものができますよ。 エアブラシ塗装などしている方におすすめです。

 


配線のオーバーホール【57年スタイルPBの配線修理】

断線経験のあるPBです。

断線そのものはリハスタの店員さんが修理してくれてはあるそうですが、配線を一度やり直すことになりました。

57PB全景

と思ったのですがブッシュが全て(特に4弦が豪快に)浮いているので修正しましょう。

ブッシュ浮き

ペグポストとのあたり方が変わるので、放置するとペグやブッシュのメッキが削れて動きにくくなります。

ブッシュ浮き修正

これが元の配線です。 配線がシンプルなPBなのもあって思っていたよりずっときれいです。

元の配線

配線を分解していきます。 ハンダを吸い取っていくとあちらこちらから配線材の切れ端が出てきます。 断線したときの配線作業のあとでしょう。 配線の確実性を上げるためにもそういった線を交換できたのは良かったと思います。

バーコード1

キャビティ内のバーコードシールは剥がしておきましょう。

4弦付近にネジ穴がたくさん開いてしまっています。これは3弦のポールピースが高い仕様のピックアップで音調バランスを取ろうと、ピックアップの高さ調整をしている間にネジの先端があちこちに刺さってしまったあとですね。

バーコード2

ピックアップの断線がないかチェックしておきましょう。 音が出ていても実は断線しているということもあります。

ピックアップのチェック

シールをキレイに剥がして余計なネジ穴を埋めました。

穴埋め

配線を一度完全にバラして線を交換してみました。

アッセンブリの製作

ピックアップから来ているホット&コールドとブリッジアースを取り付けて配線は完成です。

ちなみにポットが少しだけノイズを出していたので、中をエアーダスターで吹いて、接点剤を少量塗っておきました。

ピックアップの配線

ジャックの中もキレイに拭き取っておきます。

ジャックの清掃

ピックアップの音量調整をして完成です。