ベース用3バンドプリアンプBCP-3の製作

プリアンプを製作したので絶縁をかねて塗装中です。 絶縁材やカラー、トップウレタンなど何層も吹き重ねます。

BCP-3(3バンドベース用プリ)

で、こちらが最近お気に入りの缶スプレーノズルです。

細吹きスプレーノズル

アルテコ・プライマーに付いていたものですが、かなり細めに出るのでプリアンプの塗装に向いているようで気に入っています。

ノズルが詰まると嫌なので使い終わった後は、KUREのブレーキクリーナーという缶スプレーを使って内部を「ブシューーー!!」と掃除してよく拭いておくようにしています。 これは結構使える方法ではないでしょうか。 DIY派はお試し下さい(笑)


塗装の準備【1960風レリックJBの製作-6】

黄色く焼けたオリンピックホワイトにしたいのですが、塗装が剥げたところから深い茶色に汚れた生地が見えて欲しいので先に生地着色をすることにしました。

生地着色

このベースは自分で弾いたり、試奏用にしようと思っていたので後回しになっていたのですが、ベース用の新商品パッシブ系回路の試奏機にすることになったので少しずつ進めていきます。

 


『中森ちぇき菜』のライブ動画を貼っておきます

改めて見てマスターのドラム良いなぁ。 自由自在でベース弾いていてとても楽しいドラムです。

曲によってちょっとベースが走っているので後にのる練習をしようかと。 あちこち休符が多いから休符を意識しすぎて休符の終わり=音の出始めがルーズになっているんでしょうね。 タイトにリズムを出そうとするより、ゆったりめに弾いた方が歌にソフトによりそって良いような気もしています。

 


共振とビリつきの原因【レスポールカスタムのメンテナンス-2】

ずっと悩んでいたブリッジ付近の謎の共振のメカニズムが分かってきました。 どうやらサドルのオクターブネジが弦振動に共鳴するようです。

異音がするブリッジ

ギブソン系のブリッジに付いているサドルはよく下図のように傾いています。 これはサドルのネジ穴が下側に誤差が出るように加工されているからです。 上に誤差が出るとそのサドルにはネジが通らず、そのまま廃棄になってしまうからではないでしょうか。

シーソー状態のサドル

サドルがシーソーのように動いてしまいあまり良い状態とは言えないのですが(弦溝切りの作業もしにくいです)、ひとつ利点があるようで、弦の張力がかかったときにオクターブネジを下に押さえ付ける方向に力がかかるので、ネジの共振が抑えられるのです。

精度良く加工されたサドルの場合は下図のようになります。

シーソー状態でないサドル

サドルの両脇がしっかりブリッジに付いていて弦振動を上手くボディまで伝えてくれそうですが、一直線上に並んだネジ穴の中でネジが遊んでしまってカラカラと共振することがあるようです。

ネジの先にグリスやネジどめ剤をさすなどすれば止まることが多いようですよ。 ネジに合ったナットを付けてブリッジの内側からネジを突っ張るという固定方法もあるかもしれません。 ちょっとタイトすぎる気がしますが。 人間と一緒でギターも遊びがあるくらいが良いように思います。

ビスの先にネジとめ剤

2・3・4弦のローポジションでのビリつきは、微妙な逆反りとブリッジの反りだと思われます。 写真のようにストレートをあてると隙間ができます。 1・6弦に合わせてブリッジの位置を決めると中央の弦高がとても低くなってしまうのです。

ブリッジが反っている

弦を張るとこの反りはさらに大きくなります。 元の状態に戻る方向に力をかけるしかないのですが、同業者によるとその方法をギタークラフト科の生徒に教えている最中に折れたそうなのでリスクの伴う作業であることは確かでしょう。 お客さまと相談しながら直します。

 

 

 

 


ハイ起きの修正【アメスタJBの改造-3】

0.5ミリ厚のフレットソーが手に入ったのでフレット溝を整えていきましょう。 もともと0.5ミリ厚の板でせき止めて作った溝なので溝を広げるというよりも、汚れや接着剤の除去といった感じです。

フレット溝を整える

フレットのRを指板にピッタリ合わせていきましょう。 なるべく光が漏れないようにします。

フレットのRを修正

フレットのRに合ったアタッチメントを使って押し込んでいきます。 もくろみ通り良い具合にハイポジションが逆反っていきます。

フレットを戻す

フレットを仕上げ直したところがこちら。 ピカピカです。

フレットの仕上げ

ナットの加工に進みます。 だんだんベースの形にもどってきましたね。

ナットの加工