ピックアップの出力を上げる【カスタムショップ製シェルピンクJBの修理-3】

暖かみのある中低域の出るピックアップにしたいということなので、ピックアップのコイルを巻き足してみます。 元の状態がこちら。

JBピックアップ

出力配線を外して、ハンダも取り除きます。

配線とハンダを除去する

今の出力端子からさらに巻き足してもうひとつの出力を作ります。 穴を増設してハトメを打ちます。 このあたりはBirdcageオリジナルのハイブリッドJBピックアップと同じアイデアです。

穴をあける

ネック側を1500ターン、ブリッジ側を2300ターン巻き足しました。

コイルを巻き足す

ワックスポッティングをします。 ハウリング防止に役立ちますが、やり過ぎると音が硬くなるようなので真空引きまであえてはしていないです。

 

ワックスポッティング

ネック側が8.4kΩ、ブリッジ側が9.2kΩでした。 私の好みでブリッジ側を多めに巻いてあります。

ここまで巻くと、ジャコみたいな軽快でブライトなブリッジピックアップサウンドはでませんが、両方フルで鳴らしたときに4弦のローフレットがぼやけないようなミッドローのコシを出すのには有利だと感じています。