レジストペンを使ってエッチング基板を作る

初期型スティングレイのプリアンプを模した基板を作ります。

生基板

生基板をカットして穴加工します。 透明な素材でテンプレートを作っておくと、部品側からもパターン側からも見ることができるので便利ですね。

基板の穴あけ

こんな感じ。

穴があいた基板

レジストペンでパターンを描きます。

レジストペンでパターンを描く

この基板のために先日仕入れておいた新しいエッチング液をぬるま湯で温めつつ

エッチング液を用意する

基板の表面の銅を溶かしていきます。

銅を溶かす

エッチングが完了しました。

エッチングが完了

よく清掃します。

レジストを清掃

パターンがショートしているところがないかチェックします。

チェック

基板の表面が酸化しないようにフラックスでコーティングしておきます。

フラックスでパターンを保護する


フレットのすり合わせ【ピンクのレリックJBの配線改造-11】

ヒーター修正で直せる限界まで作業できたと思うのでフレットをすり合わせました。

フレットのすり合わせ

フレットを丸め直して仕上げました。

フレットを仕上げる

11フレットから最終フレットまで逆反らせる方向にヒーター修正したのですが、14フレットだけが折れ曲がるように落ち込んでいるので、フレットのすり合わせで頂点をそろえておきました。

これを指板面で平らにするには、リフレットのタイミングで指板を削るしかないですね。 こんなにもピーキーに1カ所だけ14フレットで順反りのクセが付いたネックは珍しいです。 勉強になりました。

弦を張って完成


導電塗料の塗布【2016年製レスポールの修理-8】

フレットをすり合わせたので、頂点を丸めました。

フレットを丸める

キャビティの中のゴミ、木工のバリ、コンパウンドなどを掃除しました。

キャビティの掃除

きれいになったキャビディに導電塗料を塗りました。

導電塗料の塗布

導電塗料を塗ると、キャビティ内のゴミがポットの中に入り込みにくくなる、というメリットもあるような気が最近してきました。


分解しながらチェック【Carruther’sベースの配線改造-1】 

カラザースのベースです。

カラザース

美しい杢の出た材でできていますね。

カラザース

フロントがクワッドコイル、リアがデュアルコイルになっています。 これをロータリースイッチを使って3パターンの組み合わせで使えるように改造します。

ピックアップ

今はバランサー、マスターボリューム(プリアンプオンオフ付き)トレブル、ベースになっています。

コントロール部

バランサー、マスターボリューム(バッファーオンオフ付き)、パッシブトーン、ロータリースイッチという配線にします。 4回路3接点のロータリースイッチを使いましょう。

フレットのすロータリースイッチり合わせ

裏パネルを開けてみました。

元の配線

元の配線はこんな感じ。

別アングルから元の配線

銅箔シールにアース周りの配線が集められていますね。 ちょっと珍しい配線です。

銅箔にアースを集めてある

バッテリーの下からクッションが出てきました。 元々は18ボルト用だったのでしょうか? 広めですね。

バッテリーキャビティ

ピックアップを外しました。 リアはパラレルで出ていたようです。 フロントはどれがどれにつながっているのか詳しく調べますが、PBと逆PBみたいにシリーズでつないだ物をパラレルで出していたっぽいたすき掛けの配線が見えます。

外したピックアップ

元々はJBタイプのピックアップが付いていたような形跡があります。

PUキャビティ

配線が生け捕りにしました。

生け捕りにした配線

コントロールキャビティはこんな感じ。 銅箔シールを貼り替えるか、導電塗料を塗布しても良いような気がします。

コントロールキャビティ

ピックアップのコイルについてや、ロータリースイッチの接点、バッファーの取説などを確認して配線を考えていきましょう。

配線を考える

フロントピックアップは8芯のケーブルを引っ張り出すことになりますので、古い刑事ドラマに出てくる、とってつけたような時限爆弾の小道具みたいになりそうです(笑)