ネック周りの修正【Bill Lawrenceテレタイプの修理-2】

ネジ穴の間隔は67mmくらいですね。

67mmくらい

こちらは65mmくらい。 ネジもネジ穴もそのままポン付けすることができれば交換してほしいということでしたが、これは無視できないので止めることに決めました。

65mmくらい

リアピックアップのネジから不要なアース線が出ています。 アースと共通になっているコールドの線(黒)から銅メッキされたエレベータープレートにつながっているのですでに弦までアースはつながっています。

ピックアップの高さ調整をする度にグルグル回って切れる恐れのあるアース線はショート系の音出ずトラブルの原因になりますので外します。

不要なアース線がネジにハンダ付けされている

ネックの傾きを修正するためにバルカンファイバー製のシムを入れました。

0.3mmのシムを入れた

ノブのネジによってローレットシャフトが潰れていたところは、なんとか折れずに開くことができました。 スペーサーを入れつつ、ネジの向きも工夫して取り付けをやり直しました。

スプリットシャフトは直った

ネックのネジ穴を1カ所埋めるのメイプル製の木栓を作ります。

プラグを作る

ネジ穴を埋めました。


たけたけSoundsの録音

友達がうちに録音をしにきたのでベースを弾きました。 といってもBR-80に繋いで録るだけなんですけれど。

たけたけSoundsのコード譜

最近はギターばかり弾いていたので1弦側を見ていると間違った音階が見えて困りました。

終わったあとは友達の転職お祝い焼肉に行きました。


全体のチェックから【Bill Lawrenceテレタイプの修理-1】

ビルローレンスのテレタイプをお預かりしました。

ビルローレンスのテレタイプ

1弦が弦オチしそうなくらいギリギリなのですが、これは6弦を張っていないことでネックが1弦側へ倒れていることが原因です。 青い○の辺りに何かを入れて6弦側へ倒れるようにします。

ネックがズレている

トラスロッドを回し切っているということでしたが、実際はロッドナットが壁面に当たってトラスロッドが効き始めるところで止まっていました。 通常通りロッドは効きましたので順反りは直りました。

フレットが減っているのですり合わせをします。 これが最後のすり合わせになるくらいは減っていますね。 指板が痩せてタングが飛び出ていますので削ります。

フレットが減っている

ボリュームノブが首を振って回るので、インチ規格とミリ規格の違いが原因かと思ったのですが、外してみたところねじ止め式ノブのネジによってローレットシャフトが押しつぶされています。 拡げる時に折れたら交換、折れなければスペーサーを入れて対応します。

ローレットシャフトが潰れている

サドルのバネに弦が干渉するので、できればゴトー製のものに交換したいとのことです。 ネジ穴の位置などが同じでポン付けが許される範囲なら交換、そうでなければこのままになります。

ブリッジ部分