プリアンプ基板製作【HSBの配線改造-3】

新しく製作した部分は完全に鳥かごにしてしまわないことにしました。 もしうまく動かなかったときに手直しができるようになっています。

完成した基板

ミドルの周波数を決めるポットはかなり複雑な配線になっています。 基板のほうには基本的な部品しか載っていないのでシンプルです。


ピックアップを巻く【カスタムショップJBのピックアップ・リワイヤリング-2】

ポールピースとコイルワイヤがショートするのを防止するためにテープを巻きます。

ローミッドが欲しいということなので、今後さらにピックアップをシリーズ配線にしたりしないとも限らないので、シリーズ時に中間点がショートしないようにこういう一手間をかけておきます。

ボビンの用意

コイルを巻いているところです。 コイルワイヤーは手送りで右へ左へランダムに巻いていきます。 こういう作り方をすると完全機械巻きの量産ピックアップとは違うハンドメイドならではの味が出ます。

コイルを巻いていく

ワックスポッティングと着磁を終わらせて完成したピックアップです。

もとのコイルより少し太りました。 ターン数も増えたと思いますが、手送りしたコイル線はふんわり巻かれるので外形が大きくなります。 コイルの形状も電気的なコイル成分に影響しますので音にも変化が現れます。

完成したピックアップ

楽器というのは人間と一緒で適度に遊びが必要なのでしょう☆


スイッチ付きシールドケーブルの製作

ご注文いただいのでシールドを作ります。 お客さまのご希望でベルデンの#8412ケーブルを使います。

長さは4.5メートルというこだわり寸法です。 材質や寸法、プラグの形状などはできるだけご希望にそって製作します。

今回はスイッチ機構付きです。 シールドを楽器から引き抜くと自動的にボリュームがゼロの状態になって「ブーーー」と鳴らない便利なプラグです。

スイッチ付きプラグ

完成品がこちら。

完成したケーブル

銀色のスリーブ部分がスイッチになっています。

ノイトリックのスイッチ付きLプラグ

とてもよくできたプラグです。 ノイトリックのLプラグは、テレキャスターのようなカップに収まったジャックにも届きます。

同じようなものが欲しいという方はこちらのメールフォームからご連絡下さい☆


7ミリ軸ミニポットをボディトップにつけるディープナットの作り方

Cカーブや2連ポットなどはそれそのものが希少なので、軸系や軸の長さで選ぶことができません。 ボディトップマウントだと手詰まりとなってしまいます。

どうしても2連ポットを使いたい修理があるのでディープナットを自作します。

用意したのはM6のフランジ付きナットです。

M6のフランジ付きナット

内径を6.3に広げます。

6.3Φで広げる

M7-0.75のタップを立てます。

M7-0.75

外形を10ミリまで削ります。

外形を削る

対面を直線に落としてレンチで回せるようにしました。

ミニポット用ディープナット

便利そうなので、これをもっときちんとした寸法にして、精密な加工ができる工場で作ってもらおうかと思っています☆