全体をチェック【モズライトのフレット交換-1】

モズライトのギターをお預かりしました。 近くで見るのは初めてなのでとても興味深いです。

モズライト

フレットが限界まで減ったので交換することになりました。

フレットが限界まで減っている

ナットが金属製です。 ゼロフレットがあるので、金属ナットは弦の幅方向を決めているだけです。 ゼロフレットは交換しますが、ナットはそのまま使います。

ゼロフレットは他のフレットより少しだけ高くなる必要があります。 このあたりも調整の技術が問われるところですね。

金属製のナットとゼロフレット

サドルが真っ直ぐに並んでいます。

オクターブ調整が必用

オクターブ調整が必要になりそうです。

今回お客様に教わって初めて知ったのですが、モズライトの純正弦というものがあるそうです。 なんでも切らなくてもそのまま張れる長さに切ってくれてあるそうです。


こちらはまだ悩み中【フェンダージャパンオールドプレベ型のネック交換-2】

バダス系のブリッジをのせたいということです。

もしネックのエンド形状を合わせるためにボディを掘って、ネックがエンド側に移動してもバダスが付きそうですね。

悩み中

ピックアップの取り付け位置で音が変わるはずなので、通常ならボディのネックポケットを埋めて合わせるのでしょうけれど、フロントピックアップをハムにするという計画もあるので、ネックの位置を変えてしまっても良いような気がしますね。 その方がきれいに仕上がりそうですし。

リアJの掘り込みは’60sの位置で良いのかな。 珍しい仕様のものを作るときは、いろいろ迷いますね(笑)


ピックアップのチェック【Guitar Violenceの修理-4】

ピックアップの構造や、断線の有無を確認しようとし始めたのですが、結果的にはあっさり終了しました。

壊滅的に断線している

こんなにも電線が出ているのに、白と赤の間に抵抗値が計測できるだけで、他の線は全てオープンでした。

タップ線が出ているので、おそらくコイルが4つ入っていそうなのですが、3つ断線しているということです。

また、分解してどうにかなるような構造でもなさそうなので、ピックアップ交換になります。