指板の状態を確認する【スターリン4Hのフレット交換-3】

フレットを抜いて毛羽だったところを抑えるために塗った接着剤を軽く研磨して、経年変化による指板の細かい凹凸を調べます。

接着剤を落とす

ついでにネックジョイントビスの太さを測って、ボディ側の穴をわずかに拡げます。

ジョイントネジの太さ

ネックをボディに引きよせるためのネジがボディに効かないように、素通しにしました。

ネジが素通りする

逆反っていたのでトラスロッドを緩めました。 こうすると0~12フレットは真っ直ぐに近くなりますが、ハイポジションの順反りが気になるというアンバランスが起こっています。

ロッドを緩めるとハイ起きが気になる

メイプルワンピースネックはあまりヒーター修正が効かないので、ヒーターで一時的に逆反り方向に持っていっておいて、その間にフレット溝を狭めて溝にフレットを押し込むことで指板側からネックを押し広げる力を込めるという作戦が良いと思います。


取り付け位置を確認する【グレコのバイオリンベースの改造-20】

このジャックをこの穴付近に取り付けます。

ここに付く

センターブロックを貫通させて内側に配線します。

センターブロックと

テールピースは円弧状にカットして、ネジはエンドピンジャックのネジと共締めにします。

カットするところとネジ穴

ネジを締めるところが1カ所浮いてしまうのでエンドピンジャックとボディの間にスペーサーになるワッシャーを何枚か入れて調整しましょう。

そもそもテールピースがカットできるのかとか、簡単に穴があくのかといったところから検証していきましょう。


新しい弦を張ってみる【アコギのサドル製作-4】

着色し直しました。 右が新しいサドルです。最初は上に写っている綿棒くらい白かったことを思うとそこそこ良い色になった気がします。

サドルの着色

新しい弦を張ってみました。 少し弦高が下がったので1弦側のギラギラ感が増しました。

良い感じ

サドル全体であと0.2mmくらい落としても良いかも知れません。


弦溝を作る【SG Specialの改造-14】

ブリッジに弦溝を作っていきます。 弦の位置はこのあたり。 ポールピースの上を通りつつ、指板の両端から弦の距離が均等になる感じです。

弦溝の位置を決める

溝を作っていきます。 このあと、サドル周りの部品が共鳴しないように低粘度~中粘度のネジロックで仮固定しました。

溝を作る

ピックアップはこんな高さになっています。 ネック側はこれより下がりません。 ブリッジ側は上げ下げできます。

ピックアップの高さ

高級機種のP-90はビンテージ仕様によせてあって、あえて出力がそろっていますので、どうしても音量バランスが悪く、ネック側が大きくなります。

ピックアップの高さ

音量バランスを気にするならネック側のバネを短くしておいた方が良いですが、「これがスペシャルのミックスの音の良さだ」とか、ネック側が大きいくらいの方が用途に合っているという場合はこれで良いと思います。 あとポールピースがまだ下がりますね。

ピックアップの高さが固定になっているヒスコレのスペシャルは音量バランスが基本的に合わないですよね。 それがあの音の理由でもあるわけで、もはや好みの問題です。

ピックガードの取り付け位置を変えたので、ピックアップに干渉しなくなりました。