基板の改造【Fender MEX Deluxe Active PJ Bass Specialの配線改造-6】

プリアンプ基板です。 上の白い線がインプット。 下には左からグラウンド、アウトプット、+9ボルト電源となっています。

右側にはトレブル、ベース、ミドルのポットにむかう線が3本セットで出ています。 これはおそらくBAXと呼ばれるタイプのイコライザーになっていますね。

プリアンプ基板

ボリュームはプリアンプのバイパス時にも通って欲しいので、基板の機能から分離します。

ボリュームを外す

25kΩのポットが付いているようです。

抵抗値を測る

各配線とボリュームの端子を外して掃除しました。

配線を外した

ボリュームが付いていたところに部品を取り付けます。 フルボリュームの状態を模して、ジャンパ線(0Ω)と47kΩを付けておきます。 後ろに500kΩのボリュームがさらに来るので、あえて25kにはしませんでした。

抵抗とジャンパ線を取り付けた

追加したのは矢印の部分で、正直なくても動くくらいですが、これをやっておくとアウトプット端子を今までのまま使えます。

矢印のところを追加した

新しいボリュームに交換しました。

ボリュームを交換する

ピックガードアッセンブリーを作っていきましょう。


ピックガードのエッジ加工【Fender MEX Deluxe Active PJ Bass Specialの配線改造-5】

ピックガードのエッジを尖らせていきます。 45°くらいなのを30°くらいにしたいのですが、今回はネジ穴との兼ね合いもありますので、やや控えめに取っていきます。

エッジを尖らせる

サンドペーパーで仕上げます。

サンドペーパーで研磨する

磨き終わったところがこちら。

エッジの加工が完了

写真では分かりにくいですが、かなり印象が変わりました。


スイッチの穴をあけた【Fender MEX Deluxe Active PJ Bass Specialの配線改造-4】

スイッチの位置は結局、トレブル&ベースのポットとミドルのポットの間に付けることになりました。 テンプレートで位置決めします。

スイッチの位置決め

穴をあけていきましょう。

穴をあける

ここに取り付けました。 バッテリーの配線やジャック周りの配線が出入りするラインなので、気を付けて取り回しする必要があります。

スイッチが付いた

基板を一部バラしていきます。

ポットの位置

ボリュームの端子を基板から切り離す必要があります。

基板を調べる

パッシブで使うことも考えてボリュームは500kΩにしておきつつ、基板のボリュームが付いていたところを50kとか100kΩの固定抵抗につけ替えておけば良いのではないでしょうか。

アクティブの時だけローインピーダンス入力に刺しているのと同じ状態になりますので外来ノイズ低減効果もありそうですし、出力側のカップリングコンデンサを常時充電する直流的な経路にもなって、スイッチを切り替えたときにパチパチ言いにくくなります。

バランサーポットも500kΩの物にします。 バランサーも回路としてはボリュームを2個合体させた物ですので、マスターボリュームも含めて3並列になったときに合成抵抗が低すぎると、高域のエッジ感が損なわれやすいのでこうします。